携帯持ってなかった件 ページ8
．
「はい、携帯ストップ！！！！」
私以外の皆が携帯を触る中、そんな状況を見た先生がそう言った。
白い袋を取り出して、口を開いた先生。
「これから皆の携帯と鞄を没収するから。
もし余計なことしたら……バァン！！それが嫌なら、こんなかに全部入れろ」
そして私のところに来る。
ここで、探すフリをしないといけないんだけど……。
ガサゴソと色んなところを探る私を見て菅田さんは私の手を引っ張る。その時に距離が縮まる、はずなのに。
「いやこっち来てやっ！」
「片寄さんの一件で学んだのが仇になりましたー」
今回は思ったより、距離が縮まらなかったようで。
「……というか、携帯無いんやけど。どこいれたん？」
「え、うそっ！」
「ほんまや」
言われてみれば確かに違和感を感じないような……？
「……あ、鞄に入れてます」
「無くしたらあかんって言って、入れてたな」
鞄から携帯を取り出して、もう一回入れる。手を広げて、ウェルカム状態。
「抱きつけ合図なん？」
「いや、そうじゃないです！！」
ははっ、なんて笑って私の髪の毛を撫でる菅田さん。
「とりあえず今度は俺に抱きつくぐらいで、力抜いてな」
「ファンに殺される……」
「いやなんでやねん！」
結局、抱きつかれたし抱きついた。なんて死んでも言えない……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 549人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
央花(プロフ) - 諸星すみれちゃんとか、どうでしょう？ (2019年6月21日 21時) (
レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - しらすさん» ワクワク！！嬉しいです〜、里見くんかっこいいですよね、了解です！！ (2019年4月3日 23時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - いつも更新をワクワクしながら待ってます！笑 リクエストというか、、里見くんが出てるお話を読みたいです！！ (2019年3月29日 23時) (レス) id: 90d5de7d3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろい
| 作成日時：2019年3月13日 16時
