L社職員と試練 ページ6
Aside
外はとても晴れていて空気がおいしい
目の前にはジョシュアさんが書いた魔法陣のようなものが書かれている
「これがテレポート用の魔法陣だ。ここに乗れば魔法局に行ける」
「…本当に大丈夫なのか?1人で行って」
『手紙には1人で来いと書いていたので』
「尾行しなくてもいいか?」
『いいです』
「そうか…じゃあ、乗れ」
そう言われ乗ってみた
ジョシュアさんが何かの呪文を唱えればすぐに魔法陣が光出した
「…あん時はすまなかった。帰って来たら好きなもん食わしてやるよ」
『そうですか』
「いや冷てぇ〜」
______
目を開ければ目の前には大きな建物があった
ここが魔法局か
重厚な扉を開け、中に入ってみる
おお、結構華やかなところだ
任務で行ったパーティ会場にあったシャンデリアよりデカいシャンデリアがある
ここ、都市でいう翼の本拠地みたいなところだよな。なんでこんな外見にこだわるんだ
目の前にある部屋に入ってみる
明かりはない、暗いところだ
出来れば扉はこのまま閉まらないで欲しいが
そう考えていたら扉が閉まってしまった
嘘だろ?
暗いところは流石に無理だ。閉所じゃないというのはありがたいが暗いところは無理だ
扉を早く出してと言わんばかり叩く
しばらくそうしていたら
「フォッホッホッ。そんなに焦るな。すぐに明かりはつく」
老人の声が聞こえた瞬間、部屋に明かりがついた
良かった。あのままだったらパニックになって暴れるところだった
「君があの化け物を倒したという少女で合ってるかね?」
『…えぇ』
「そんなに警戒せんでもいい。何もやらん」
そうか
だが、かなりご高齢の方のようだ。下手したらおばあさんよりも年上かもしれない
「君はただ、質問に答えたり。ちょっとした試練に挑戦して貰いたいだけじゃ」
…いやな予感がする
「まずは、自己紹介からじゃ。わしの名前はウォールバーグ・バイガン。イーストン魔法学校の校長を務めている」
『…Aと言います』
本性は伏せた方がいいだろう
「では、Aさん。君はどこから来た?」
『……』
どう答えようか
「…この質問は後回しにしよう。あの化け物と対話をしていたようだが、アレとはどのような関係なんだ?」
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みきりねこ(プロフ) - チョコミントアイスさん» 最高っすねぇ〜 (3月29日 22時) (レス) id: 07c0467348 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミントアイス(プロフ) - 好き×好きは最高だぜ〜! (3月29日 21時) (レス) id: 4c4c6fd317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みきりねこ | 作成日時:2024年3月1日 18時