L社職員さんが魔法界に来たようです【MASHLE】 (ページ42)

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目の前には元の色に戻った罰鳥と敵の残骸があった

｢…詳細は、後で聞くよ。警備隊を呼んでおくから出来るだけ人が多いところに行ってくれ｣
『分かりました』

そう言い、Aちゃんは罰鳥を鳥籠の中にしまい、外に出た
改めて部屋のを見てみると本当にあのか弱そうな少女がやったとは思えない惨状が広がっている

[ただの何でも屋です。猫探しから人殺しまで、なんでもやる]

｢………｣

本当だったんだな
＿＿＿＿＿＿
とある報告書

魔法警備隊が尋問した所、罰鳥とAちゃんを売ろうとしたのは"とある方からの命令だったから"
その"とある方"とは、と聞いたところ正気を失って発狂してしまった

貴族の邸宅を調べてみると魔法界では、見たことがいない魔法陣が確認された
その魔法陣の上には、"木"があった
Aちゃんに聞いてみると、あれは罰鳥専用のとまり木らしい

赤ずきん、魔弾の射手、女王蜂、その他諸々のアブノーマリティが出現した周囲を調査してみると罰鳥と同じ魔法陣が見つかった

アブノーマリティを召喚した人間は、同一人物もしくは、同じ組織にいる人間だと思われる

魔法研究管理局は、アブノーマリティ達を召喚した魔法陣だと推測し、今後この魔法陣を見つけたら報告を、と呼びかけている