L社職員さんが魔法界に来たようです【MASHLE】 (ページ33)

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オーター・マドルと迷子と怪談ページ33

三人称視点の時は少し特殊効果な書き方になります
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No side

砂の神杖もとい、オーター・マドルは書庫の禁書エリアで捜し物をしていた
迷子と共に

オーター・マドルは、天真爛漫な人間、例外が1番嫌いである
その迷子がこの世界の例外を代表するAだった

「………」
『………』

一方、Aはオーター・マドルのような人間が1番苦手なタイプであった
なぜ1番コンビを組まなさそうな2人が行動を共にしているか、その理由は次の文章にある
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四方八方から人の声、物音が響く中、オーター・マドルは同僚、カルド・ゲヘナと共に食事をしていた
因みに、誘ってきたのはカルド・ゲヘナの方からだ
オーター・マドルの方から食事を誘われては、誰もが緊急事態があったと不安に思うかもしれないな

「書庫にある"9章2節の著者"と言われる怪談を知っているかい？」
「…怪談？」

カルドは、何時も通り常識を覆す量の蜂蜜を料理にかけている
オーターはそれに慣れているから平然と話を聞いて入れるらしい

「そう、怪談」
「…なぜその話を？」

オーターは面倒事を押し付けられることを悟ったらしい

「最近、書庫の禁書エリアから"夜遅くにも関わらず明かりがついている"、"何かを書いている音がする"という連絡が相次いでいるんだ」
「それだけならレナトスに頼めばいいのでは？」
「レナトスは墓のことがあるから頼めないんだ」

オーターの顔が更に暗くなった

「他にもあるよ」
「とある局員がその"著者"に会いに行ったんだ」
「局員はこういっていたよ。"あいつは、単眼で3つ首がある化け物だ"と」
「局員は見た目に関してはギリ耐えれたみたいなんだけどね…問題は本の内容にあったんだ」
「局員が本を見た瞬間、発狂し。気絶し目が覚めたあと"変なことを呟き出してね"。病院行きになっちゃった」

カルドは、やれやれと首を振っている

「…フーーっ」
「オーター。言いたいことは分かるんだけど、頼まれてくれないかな？」
「……そういうことはあの異世界人に頼めばいいんじゃないんか？」
「異世界人て…あの子に頼むと過労で倒れそうだったし…」
「私は、別に倒れてもらっても構わないが」
「…それは言い過ぎだよ」
「まさかあの"例外"に肩を入れるつもりか？」

カルドは黙ってしまった

「…そういうのはソフィナ「分かった。これを解決したら休暇を1週間やろう」……」
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で、今に至る