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L社職員と魔法研究管理局局長 ページ22

A side

幻想体達は、魔法局が急いで作りだした収容所で管理されている
L社では、クリフォト抑制力という力で幻想体の能力を抑えていたが、異世界にそんなものがあるわけないので慎重に作業を行わなければならない
今は、赤ずきんの傭兵に本能作業。餌やりと言えばいいだろうか。それをしている

【…大丈夫?隈が凄いわよ】
『大丈夫、です』
【ほら、寝そうじゃない。私の前ではサボったりしてもいいのよ?】
『仕事なので、でき、ません』
【…何徹よ】
『……5?』
【本当に大丈夫?】
______
収容所には広場があり、そこが談話室となり食堂となる
まだ私1人しかいないが
広場にはそれぞれ部屋があり、事務室や仮眠室がある

エネルギーを抽出出来る技術もないのになぜ作業を続けるのかと不思議になる人が殆どだろう
だが、幻想体達もこの世界に来てから体質が変化しているかもしれない。ということで、現在、調査という形で作業をしている

ところで、先程赤ずきんさんと話した通り私はとても眠い
だが、ここで仮眠室に行けばそのまま寝過ごして記録が出せないかもしれない

『作業、行かな【行くな】

そう言われ、首辺りに強い衝撃が走った
______
辺りがぼんやりとしている
あぁ、仮眠室に運ばれたのか
何だ?人?誰だ?

「…て、…ねぇ。起きて」
『ヒッ!』

冷たいものを当てられたせいで飛び起きた
横にいるのは、子供?
雪の結晶の眼帯をつけている子供が横に立っていた
そういう年頃なんだろうか

「あ、起きた。やっぱり冷たいものを当てると皆起きるんだ」

それはそうだが

『…誰ですか?』
「え、嘘。覚えてない?試練の時もいたんだよ?」
「ツララ、ツララ・ヘイルストーン。多分、これからも関わっていく人だと思うから覚えといてね」
『ツララ、ツララ…あ。氷の』
「本当に覚えてないんだね」

ジョシュアさんが「子供みたいな人」って言ってた人だ
まあ、人の名前を覚えようとするのはもう諦めたからな

「幻想体について何か情報が欲しくて来たんだけど、話せる?」
『えぇ。出来ます』

・→←話についての補足と雑談



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みきりねこ(プロフ) - チョコミントアイスさん» 最高っすねぇ〜 (3月29日 22時) (レス) id: 07c0467348 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミントアイス(プロフ) - 好き×好きは最高だぜ〜! (3月29日 21時) (レス) id: 4c4c6fd317 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みきりねこ | 作成日時:2024年3月1日 18時

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