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ページ20

レインside

さっきまで自分がいた場所には、星や宇宙の柄をした卵があった

「…これは?」
『幻想体は、死んだりしませんがある程度ダメージを与えるか特殊条件を満たせば卵となり、無力化出来ます』
「つまり、これが銀河の子のだと」
『はい』

…本当に意味がわかんねぇな

『どうやって帰ります?子供や動物を箒に乗せることなんて無理でしょう?』
「いや、大丈夫だ。魔法警備隊に連絡をしたからその内、保護しにくるだろう」
「見た感じ、命に別状ななかったからな」

まあ、怪我している可能性も考慮して回復魔法もかけたが

『では、この卵を持ち帰れますか?』
「出来る」
______
夕焼けにてされている街は全てがオレンジ色に見える

「また、上を向いてんのか?」
『やはり、高所慣れないもので』
「そうか…」

…あいつが言ったことは本当なのだろうか
たが、作り話としてもよく出来すぎているな

『レインさん?』
「…なあ、A」

聞いてみるしかないよな

「何故、お前は死にたがるんだ?」
「お前は戦闘の才能に長けていて、十分に生きていける能力なのに。なぜその才能を捨てたがるんだ?」
『…』

Aの力が弱くなっていく気がする

『……銀河の子から少しだけ話を聞いているていで話ます』
『私には大切な人がいた事は知っていますね?』
『それ、私の妹だったんです』

よりにもよって家族を失ったのか

『私は、元々その子の父親の気まぐれで拾われたんです』
『母親や使用人達は嫌な顔をしていました。けど、妹。ユミだけが嫌な顔せず、家族として迎え入れてくれたんです』
『父親が死に、家はどんどん貧しくなっていきました。母親は、私を"いらない子"と認識し、好き勝手にやられていました』

………

『そんな中でもユミは私を実の家族の様に接してくれました』
『私、そんな生活を暮らしている間に思ったんです』
『この子の為のならどんな不幸も愛せると』
『その私の生きる意味だった人が死んでしまえば、生きる意味もない同然です』
「……すまな『けど、この世界に来てからは、一時的ですが生きる役割を与えてくれました』
『この"特殊警備隊隊長"という役割を終えれば死ぬ予定です』

「…少し位は、人を頼ってくれてもいいんだぞ」
『善処します』
______
これまでのレイン君の行動は全て無自覚です
あ、登録者数40人おめです

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みきりねこ(プロフ) - チョコミントアイスさん» 最高っすねぇ〜 (3月29日 22時) (レス) id: 07c0467348 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミントアイス(プロフ) - 好き×好きは最高だぜ〜! (3月29日 21時) (レス) id: 4c4c6fd317 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みきりねこ | 作成日時:2024年3月1日 18時

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