レイン・エイムズと異世界の友達 ページ13
レインside
じじいからの命令で「異世界から来た女の子にこの世界の案内をして欲しい」と来た
人使いの荒いじじいと言いたいところだが、今回はまあ仕方ないことだろう
他の神覚者達は多忙、もしくは関わりたくないのか(そんな奴は1人しかいないが)案内はしなかったようだ
この魔法局内にいると思うが、どこだ?
次の角を曲がれば集合場所だと思うが
『ぅわ!』
「ッ!?」
ぶつかってしまった
幸い、相手は倒れていない
『すいません、大丈夫ですか?』
「…あぁ」
こいつが異世界から来た奴か
確かに、あんなデカい剣を振り回せる見た目ではないな
「…お前がAか?」
『はい』
「俺はレイン・エイムズ。お前にこの世界のルールなんかを教える。まあ、同僚だと思って接してくれ」
『…分かりました』
実質、神覚者と特殊警備隊隊長とやらは、同じ立場のようなものだ
「今日は、魔法局内を案内する。ついてこい」
『はい』
……こいつは同僚にも敬語を使うのか?
______
驚く程何もなかった
例の化け物が現れたりすることもなかった
だが、唯一反応したのが
「ここが書庫だ。ここは魔法界に現存する古今東西の書物がここに納められている」
「勿論、禁書もな」
そう、意外にも書庫だった
『………』
Aは書庫の扉をジッと見ている
「…入るか?」
『!、いいのですか?』
「あぁ。今日は思ったより早く終わったからな」
案内を始めたのが9時、12時に昼食をとり、現在は13時だ
16時にまでここに居てもウサギの世話には間に合うだろう
______
やはり、迷宮とも呼ばれるには相応しい内装をしている
『………』
Aは物珍しそうに周りを見ている
「あまりうろちょろするなよ。ここは迷いやすいからな」
『善処します』
再度、Aが書庫を漁ろうとしたが、すぐにこっちに戻ってきた
「どうした」
『あの、もし良かったらなんですが。オススメの本とかを教えてくれませんか?』
「…いいぞ」
______
Aと本について話し合う中、分かったことがある
こいつは文字は読めるが文字が書けない
こいつに文字を書かせれば古代文字かと思うぐらいに何が書いてあるのか分からなかった
「次は魔法動物学についてだ」
この世界の動物について少しだけ知識を挟みながら話した
______
20人もこの関係ないクロスオーバーが好きなのか…
61人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みきりねこ(プロフ) - チョコミントアイスさん» 最高っすねぇ〜 (3月29日 22時) (レス) id: 07c0467348 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミントアイス(プロフ) - 好き×好きは最高だぜ〜! (3月29日 21時) (レス) id: 4c4c6fd317 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みきりねこ | 作成日時:2024年3月1日 18時