26日目 ページ27
cn side
ut「…Aちゃん？」
『なんでしょうか？』
ut「なにを、やってるん？」
『卵を孵化させただけです』
ut「いやそういうことじゃなくて。なんでこんなことを？」
『貴方達が殺す気ではなかったからです』
先輩は淡々と機械のように話している
『あそこで全員殺していれば良かったのに、私達を助けることを優先していたので』
『それに』
パァン！！
銃声が体全体を震わせた
先輩が撃った先には
『こんなことにもなっているので』
リンさんだった
リンさんの足からは血が出ており、立てない状態だった
cn「リンさん！」
リンさんを手当しようと駆け寄った
『下手に近ずかない方が身のためですよ。"アレ"と同じことになっているので』
kn「あれって…あぁ、そういうことか」
cn「そんなことってなんだ…え？」
それの意味がわかった
リンさんの目は黄色になっており、目の瞳孔が若干大きく開いていた
rn「はぁ、はぁ。よくわかったねAちゃん」
『…貴女のようになった人達は死ぬ程見てきたので』
先輩の目は先程までの死んだような目ではなく、哀れむような目だった
rn「…チーノ君、その銃で私を殺してくれる？」
cn「…え？」
彼女は声を震わせて言った
rn「私、チーノ君がいいの。殺されるなら」
rn「チーノ君は優しいからきっと、殺す時も優しいのかなって、ずっと思ってたの」
俺が持っている銃をリンさんが持ち、自分の
cn「ッ！？」
rn「お願い、私があなた達を傷つけてしまう前に」
リンさんはボロボロと涙を流している
リンさんを？なんでだよ、この人は何も悪いことしてないのに
cn「いやだよ…俺にはそんなこと決めれない…」
自分の頬に暖かいものを感じる
リンさんの額から狙いがズレる
rn「ここだよ。ここに撃つんだよ」
その時のリンさんの顔はとっても綺麗だった
cn「う、うわああぁぁぁ！！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
A side
自分達が外を出た時には綺麗な夕焼けが映っていた
先程の景色とは似合わずに
この沈黙を破ったのはコネシマさんだった
kn「…エーミールに連絡とるからしばらく待っとけ」
と言い鬱さんとなにか機械を弄っているようだ
syp「…Aさん」
『はい？』
syp「あんなことをして、なんとも思わないんですか？」
『…はい』
もう慣れてしまったのかもしれないから
syp「…最低ですね」
kn「おい、お前ら。帰るぞ」
syp「はーい」
ここから見る夕焼けは綺麗でどこか残酷だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 348人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
太陽さん - やったぜ★ (1月5日 20時) (
レス) id: b97c110fbc (このIDを非表示/違反報告)
みきりねこ(プロフ) - 太陽さんさん» 一応がっつり写す予定です。いや、だしますよ (1月5日 19時) (レス) id: 07c0467348 (このIDを非表示/違反報告)
太陽さん - 登場を希望です‼最後に長文コメント失礼しましたm(_ _)m (1月5日 19時) (レス) id: b97c110fbc (このIDを非表示/違反報告)
太陽さん - 一二三_(┐「ε:)_ｽﾞｻｰ 初コメ失礼致します。ｽｩーむっっっちゃかわいい‼ロボトミ僕はプレイしたことないけどプレイ動画をよく見ていて全アブノマが好きで推しと絡んでいるというのが至福過ぎる✨もしよければですけど銀河の子かばっとり君を名前だけでも (1月5日 19時) (レス) @page20 id: b97c110fbc (このIDを非表示/違反報告)
みきりねこ(プロフ) - カフェラテ好きののあ。さん» 知らなくてても伝わっていたなんて嬉しいですね。これをキッカケにロボトミについて知って欲しいですね。 (11月29日 6時) (レス) id: 07c0467348 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みきりねこ | 作成日時：2023年9月16日 21時
