【男主】Cool Boy ３

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真翔サイド



臣「え、な、なんで、それ・・・」






やっぱり・・・



隠してたんだ・・・





『これ、いつから？』



俺がそう問いかけると、
下唇を噛んで、口を閉ざした




篤「登坂、正直に話してくれ。」




NAO「もしかしたら、今日のことにも何か関係あるかもしれないんだぞ？」



HI「今まで、何回送られてきた？」






3人の言葉に小さく口を開いた広臣




臣「異変に気付いたのは、３か月くらい前。
　 最初はなんか視線を感じるとか、足音が聞こえるとかそんな感じだった。」




緊張が張り詰めた静かな部屋だから、
小さな声でも容易に聞き取れた




臣「でも、次第に、無言電話とかが始まって、この手紙が初めて来たのは一か月くらい前。
　 この手紙は３通目。」




広臣の口から紡がれる事実にしばし、呆然としていた




でも、まだ聞かなきゃいけないことは山ほどある



『今までの２通もこれとおんなじような内容？』




臣「今までは、ストーカーみたいに「どこどこにいたね」とか
　 リハ休んだ時は「どうかしたの？」とか行動を観察されてるような・・・」




そこまで広臣が話し終えると、
俺はあることに気が付いた




広臣の手が、震えている



恐怖心を
思い出させてしまったのか・・・



そりゃ、そんなストーカー行為を受けてて恐怖心がないわけないよな




広臣に近づいてそっと抱き寄せる




『何で何も言ってくれなかったの？』




自分でもわかるほどやさしい声でそういうと、
小さく俺の腕の中で「ごめん・・・」とつぶやいた




『この手紙、送られてきたのいつ？』



臣「・・・５日くらいまえかな・・・」





なんとなく、引っかかる・・・




もしかしたら、今日の事件も、荒川も、
ターゲットは俺じゃなくて広臣なのかもしれない




広臣の近くにいる俺が邪魔だったから、殺そうとした



広臣に接触したいから、俺のマネージャーについた




あ、そうだ




『HIROくん、荒川にマネージャー頼んだのっていつ？』



HI「いや、俺から頼んだんじゃない。あっちから連絡来たんだ。
　 『LDHで働かせてくれないか』って。その話が来たのは先月くらいじゃないか？
　 それがどうした？」




荒川から・・・？




『いや。で？HIROくんはなんて答えたの？』



HI「そのころはもう真翔を呼び戻すことは決めてた頃だったから、
　 マネージャーとかでもいいかって。」




ますます怪しいな

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