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「は？なに、お前まだ反省してないわけ？」
「夜の街ってああ言う街だけじゃないからな？
こんな時間に女1人で歩くコト自体が問題。
ましてやその格好。反省しろ」
『でも....』
「まだ文句あるわけ？」
何か余計なことを言い出しそうだから、それに待ったをかける。
「黙って送らせとけ。
それともなに？タクシーとかの方がいい？
家知られたくないか、」
そうだよな、なんだかんだ言って俺も男だし。
『そんなこと..！ないです。
送ってもらいたいです...』
一緒に帰れる....と、
嬉しそうに小さくはにかんだその表情に何か胸打たれるものがあった。
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『あのっ、ここです。』
あの街から駅の反対側。
数十分歩いたあたりに、君の家はあった。
あー、この辺り知ってるわ。
なんて思うのは、まぁ俺の過去の悪業を物語る。
「ん、親御さん大丈夫か？
こんな時間に帰って。」
そう言いながら携帯を取り出すと、とうの昔に時計の針は真上を超えていた。
『大丈夫です。誰もいないんで、』
そう言って彼女が見つめる一軒家のどこにも電気はついてない。
いや、まぁこんな時間だからなんだけど。
「なに、一人暮らしなの？こんな広い家で。」
『いや、母と二人暮らしみたいなものです。
まぁ、訳ありなんですけど。
夜は帰ってこないので...ってそんなことはいいんです！
送ってくれてありがとうございました！
何から何までほんとに...』
そこからはごちゃごちゃと感謝の言葉を述べられたけど、あんまり頭に入ってこなくて。
こんなでっかい家に1人って、なんだかなぁ。
夜は帰ってこないって、夜勤とか？
でも訳ありつったよな？
なんて、さっきの彼女の言葉に心を寄せていた。
『樹さん？聞いてます？』
「へ、何？」
いけねぇ、何にも聞いてなかった。
『だから.... 何かお礼したいので、連絡先交換して欲しいです！』
キラキラとした目でこちらを見つめるりんごちゃん。
「いや、ただ俺の連絡先聞きたいだけだろ笑」
コツン、と頭を叩けばバレた〜と君は楽しげに笑ってみせた。
「んま、別にいいけど、減るわけじゃないし」
なんて、この前は名前教えることすら渋ってなのに。
やめとけよーってどこかから警報が聞こえるけど聞こえないふり。
こんなこと前もあったような...
俺のそういう予感って結構当たるんだけど。
まぁめんどくさいこと考えるのは後だ。
だって別に今回は、そういうのじゃないしさ。
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ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
