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『樹さん、』
「ん、どした？」
『ガキ、にはやっぱり興味、ないですか....？』
震える声とは裏腹に掴んでいた手にぎゅっと力が入った。
「気持ちは嬉しいんだけど、俺ガキには興味ねぇんだよなぁ。」
いつの日か君に言ったセリフ。
自分を守るために吐いたセリフ。
きっとそのセリフは俺が思ってるよりも君を縛っているんだと思う。
『...さっきの人、樹さんの大切な人ですよね？』
「え、、？」
さっきの人、それってもしかして七海のこと？
『七海さん、でしたっけ...
綺麗な人ですね、』
「え、あぁ....まぁ、ね。」
綺麗な美貌を持った七海は本当に北斗のお似合いだ。
『...どういう関係なんですか、』
不安げにポツリと放たれた言葉。
だけど、それはかろうじて俺の耳にも届いた。
「んー。元カノってやつ？」
するとなんだか驚いたように顔を上げた。
『え、元カノさんなんですか...？
てっきり...』
「俺そんなに、七海の事愛おしそうに見てた？笑」
そう言うと、コクン、と小さく首が縦に揺れた。
「多分それは、七海じゃなくって2人のことが愛おしいんじゃない？
あの2人には幸せになって欲しいし。なんてな！笑」
わざわざ口にする必要はないから、
実は寝取られたんだぜー笑
なんてことは言わないでおく。
多分そんなこと言ったらこの子おかしくなるし笑
そうでなくても怪訝そうな瞳がこちらを向いてるからね。
「まぁ〜。
今は分からねぇかも知んないけどさ、いずれわかるよ。
何が一番大切かってこと。」
『なるほど...』
「んま、七海にはもう特別な感情抱いてねぇし。
北斗もだけど普通にダチだから。
二人ともいい奴だから、大丈夫だよ。」
「あと、ガキには興味ないかってやつ。
ガキには興味ないけど...
りんごちゃんは、面白いなとは思ってるよ？笑」
君への感情に名前がつくまであと少し。
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ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
