11 ページ11
・
「樹？」
「あ？」
どこからか俺を呼ぶ声が聞こえた。
俺はというと、りんごちゃんにりんご飴を買ってあげて道端でそれを食べる姿を笑いながら見ていたところ。
「お！北斗と七海じゃん！」
声のする方に顔を向けると、祭りには似つかないザ・インドア派な男松村北斗とその彼女である七海がいた。
北「樹来てたんだ」
「まーね。お前ら珍しいじゃんこんなとこ。
特に北斗」
北「出かけてたついで。七海がちょっと寄りたいって言うから」
「相変わらずだな笑
お前の好きなベビーカステラなら境内の裏にあったぜ」
七「あ、ほんと？後で行かなきゃ」
北「寄りたいってベビーカステラだったのかよ笑」
七「お祭りじゃないと食べないでしょ笑 って、ごめん。
お連れさんいるのに」
すっかり話し込んでいた俺らだが、七海の一言で3人の視線がりんごちゃんへと向く。
『へ、あ！お気になさらないでください！
私これ食べてるので！』
そう言って俺が買ってやってりんご飴をもぐもぐと食べ続ける。
七「リスみたい、」
「あー、確かに」
北「感心してる場合じゃねぇだろ笑
樹、そちらは？」
「あーーー、妹？笑」
北「バカ、お前妹いねぇだろ笑
むさ苦しい男兄弟のくせに」
「あは、バレた？笑」
七「嘘にもならない嘘だよね笑」
「んー、ちょっと厄介なのに懐かれまして笑笑」
『やっふかいって、なんでふか！』
「はーい、口入ってるまま喋らねーの」
そう言うと、君は急いで口に含んだりんごを飲み込んだ。
『っん。厄介とか言わないでくださいよ〜！』
北「喧嘩しないでもらえる？笑
最近、樹の機嫌が良い理由がわかったよ笑」
「は笑 機嫌なんて変わらねーよ笑」
七「はいはい笑
あ、そうだ。バーベキュー。その子も連れて来なよ」
「いや、は？」
七「風磨くんの彼女さん予定あってこれないらしいから女私一人なんだもん。」
北「ずっと一人じゃ行きたくないって言ってんの」
七「名前なんだっけ..」
『！Aです。』
七「Aちゃん。バーベキュー来る？」
七海からの思わぬお誘いに目を輝かせるりんごちゃん。
でも、その笑顔もすぐに消えてしまった。
『樹さんのご迷惑になるので、！
お誘いありがとうございました！笑』
そう言ってりんごちゃんはやんわりと断りをいれたんだ。
北「へー？樹、迷惑なんだ。」
「っ、ずりぃんだけど。」
七「なにが笑」
「だぁっ！良いよ別に、来たいなら来れば？」
そう言うと、バッと勢いよく頭があがった笑
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 775人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
