32 ページ32
・
人気のない方ない方へと進んでいくと屋上へと続くであろう階段までたどり着いた。
「座りな？」
そう言うと、素直にそこに座ったA
「なに、まだ泣いてんの？」
俯く顔を覗き込むと、顔は涙で濡れている。
『だって....、っ』
口を開こうとするも、嗚咽でなかなか思ったように声が出ないようだ。
「みんなの前では我慢してたの、偉かったじゃん。」
「まぁ最後見られちゃったけど笑」
『....しないって、言われてたのっ、！
なのにっ、！』
なのに....っ、
やっと紡いだ言葉にも声を震わす。
あぁもう、そんなに泣いちゃって。
泣いた顔が見たいんじゃねぇんだけど......？
「なぁ、」
優しく声をかけると、ゆっくりと顔を上げた。
そして、
「あんなのキスじゃねぇけど。」
『へ.....っんぅ、』
ずっと触れたかった...
触れたくてしょうがなかった、形の整ったピンクでふっくらとした唇に口付けた。
さっき見たお子様がするようなフレンチキスじゃない、
そう、もっと大人な.......
・
『ふぁっ、んんぅ』
あんなフレンチなキスすら慣れてない奴なんだから息遣いもうまくできるはずない。
長く深く続くこのキスに耐えきれず、苦しそうに息を吸い込もうと薄く開いた唇。
俺はこの瞬間を待ちわびていたかのように舌をねじ込み、夢中で中を絡み付けた。
我ながら無茶な...
でも気づいたら体が動いてたんだからしょうがねぇじゃん。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 776人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
