アイドルだって・・２【Hokuto.M】 (ページ44)

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『...寝たよ』

「今日、怪我なかった？」

『...うん、びっくりしたけど大丈夫だった、』

「そっか、ごめんね。びっくりさせちゃって」

『大丈夫、うれしかったし..』

「んは、嬉しかったの？笑」

『....もう寝る』

「ごめんって笑ジェシーに声かけられたんだって？」

『うん、それの方がびっくりした。
一緒に入った子たちも、びっくりしてたから..』

「ね、俺らもびっくりしたよ。
けど何がもっとびっくりかって、ジェシー。あの時はAちゃんが俺の彼女って知らなかったんだって。」

『...えっ！？』

「ちょ、なに！？」

急に大きな声出して、体を起こすAちゃん。

そんなに驚くこと？

『ジェシーあれが素ってこと？
私だから、って冷やかしまじりじゃないの？』

「ん、そーね。
俺も、ジェシー俺に自慢とかそんな感じのために声掛けたのかと思ったけどそうじゃなかったみたい」

『えぇ.....恋シーじゃん...』

「なぁにそれ笑
いくらジェシーでも話の内容によっちゃ俺も黙ってらんないよ？？笑」

『私は北斗くんだから、だいじょうぶ..ってわぁ！！』

「あんまり可愛いこと言っちゃ寝かせられなくなるけど」

起こされた体をもう一度ベッドに横にする。

あー、明日早いんだよなぁ。

『っ、寝よ！ね！寝よ？』

「んー、わかった。ライブ終わったらたっぷり可愛がってあげる」

押し倒した彼女の上から退き、隣に潜り込む。

数年前の自分に、今の状況を説明しても信じてもらえないんだろうな。

ライブ終わりの夜、あの子が俺の隣で眠ろうとしてるよってね。

『北斗くん？』

「ん..？」

『楓ちゃんのこと....

ジェシーくんのね、考えさせて欲しい。って伝えといてくれる？』

「わかった、」

あぁ、やっぱり俺はAちゃんのことが好きだ。

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