BTSの長男の日常短編集 2

おじさん 2 ページ6

JN『うーん、うまいです!』


『ほんとにおいしいですね。』


ジナがグッドと親指を立てて言うのに続けて僕も魚のおいしさに舌鼓を打つ。


『だろ!うまいべ!宮城の魚は日本一だからな!』


はっはっはと大きな声で笑うおじさんは三塚さんというらしい。よりによって僕達が発音しにくい名字だ。


『みつぢゅかさん、すみません…。』


JN『みちゅぢゅかさん、ん?みちゅづかさん?』


こんなふうにあまりにもちゃんと呼べないため三塚さんはおじさんでいいと言ってくださった。つとづが続いたらうまく発音できるわけないじゃないか。どちらか1つだったらできるのに…。


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OJ『ずいぶん遅くなっちまったな。スーツケース持ってるってことはまだホテル決まってねえのか?よければ俺 の家に泊めてやっけど。』


『いえ、ホテルはまだ決まってませんが、家に泊めてもらうなんて悪いですよ、ねえ?』


JN『はい。』


…絶対わからないまま返事したな。


おじさんは魚をさばいてごろそうしてくれた後、漁港内や周辺を案内してくれた。その上泊めてくれるなんてありがたいけど申し訳ない。そう思って断ったのだが結局おじさんの家に泊めてもらうことになった。おじさんは奥さんと死別していて一人暮らしだから部屋が余ってるらしい。




結局夕食もおいしい魚をごちそうしてもらって風呂も貸してもらった。ジナはストレスや慣れない環境に疲れたのかもう寝ている。そんな時カトク来た。


ジョングクヒョン、仙台空港にいます。テヒョニヒョンとジミニヒョンもいます。


…なんてこった。はやくても来るのは明日だと思っていたのにもう来た。


迎えに行くからロビーにいて


急いでパジャマから着がえて上着をはおる。


OJ『どこ行くんだ?』


『あの…弟達が来たらしくて迎えに行こうかと…。』


OJ『何人だ?』


『3人です。』


OJ『じゃあ俺が車だしてやるよ。空港か?』


『はい、じゃなくてそんな悪いですよ。』


OJ『いいって、乗ってけ。ほら、行くぞ。』

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