BTSの長男の日常短編集 2

MAMA 2018 ページ23

MC 「今年の受賞者は... BTS!」


会場がワッと歓声包まれ僕達は立ち上がってトロフィーを受け取りに行く。 名前を呼ばれたとき喜びがあふれ鳥肌が立った。



ホソガがトロフィーを持って話し始めたがついに泣いてしまった。すぐにジミナが抱きついて胸をさすっているのを見て僕は反対側にいる泣いているところをカメラに撮られていることがわかって急いで顔をそむけるジョングガを抱きしめに行く。


「よくがんばったね、 ジョングガ」


ジョングガの頭を胸に抱き寄せカメラに写らないようにする。しゃくりあげるジョングガの背中をさすりながらみんなのスピーチを聞くと、みんな大人になったなと感慨深くなった。


がんばって我慢していたテヒョンアも泣き出しちゃってナムジュナになぐさめられているので僕は2人とも引き寄せて3人まとめて抱きしめた。


ジナが話し始め涙声になってきたので僕はテヒョンアとジョングガをナムジュナに任せジナのところに行き肩を組む。解散という言葉が出たときみんなさらに泣きはじめてしまった。ユンギもうつむいて泣いているところを隠そうとしているので手をのばして頭をなでてやる。


そして僕の番だ。

「まずはこの賞がもらえて本当に嬉しいです。先ほどジナが話したとおり僕たちの前に壁が立ちはだかりました。 乗りこえるにはあまりに大きく険しい壁でした。 何度も越えようとしてできなくて疲弊して…本当に苦しかったです。けどそんな壁を8人みんなで助け合って支え合って、 ARMYの応援があって…僕たちはその壁を乗りこえることができました。一緒に乗り越えてくれたメンバーには感謝したいですし、僕達を温かく見守ってくださった会社のみなさん、 ARMYのみなさん、 本当にありがとうございます。 一つ大きな壁を乗りこえた僕たちはもうどんな壁も怖くありません。2019 年もみなさんに愛と感謝をたくさん伝えられるようにがんばります。本当にありがとうございました。」


と話し終わって左右を見るとみんな泣いている。


「ヤー!そんな泣かないの。これからいっぱ写真とか撮られるんだから、目はれちゃうよ。 特にジミナㅎㅎ」


最後にそうつけ加えるとみんなの顔に笑みが浮かぶ。 それからみんな自然と集まって円陣を組む。


僕は今回のことは一生忘れないだろう。 本当にBTSになれて良かった。 一段とそう思って日になった。


みんなこれからもがんばろうね

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