BTSの長男の日常短編集 2

思い【TH】 ページ8

僕はヨンジョニヒョンが好きだ。

一応言っておくが断じて恋愛的な意味ではない。メンバーとして家族として憧れとして好きなだけだ。


まずは顔が好き。特に目が。左右対称のくっきりとした二重にきれいな青色。最初この目を見たとき吸い込まれていくようだった。顔はクオーターだけど外人というほど濃くなくけれども薄くもなく、ちょうどいい濃さっていったらいいのかな。つり目でもたれ目でもないけどどちらかといったらたれ目といった目の角度が彫刻みたいな顔に冷たさを与えず柔らかな印象を与えている。


次は声。ジミナみたいに高いわけでも僕みたいに低いわけでもないけど優しい声。歌うと音域がとても広くのびやか、そして何より僕やメンバーを呼ぶ甘い声。特に日本でライブする時とかテレビに出る時とかで僕のことを“テテ”って呼ぶ声が好き。 少し幼く聞こえるその声がかわいくて日本に行った時の楽しみはそれ。


そして最後に性格。穏やかな性格で怒ることはめったになく基本的に受け止めるかたしなめるかの二択だ。僕のみんなに不思議とか四次元とか言われる言動も笑って受け止めてくれる。ごくまれに怒る時はだいたいメンバーが傷つけられたときでそのときのヒョンはとても怖い。でも常に僕達気づかってくれてる優しい人。


でも話し合いが終わってたら泣いている僕らを優しく見つめてそのまま何も言わずにジニヒョンと出て行ってしまった。僕はそれがショックで会議室で泣き止んでも動けなかった。たぶん3時間は経っていたと思う。そんなときカトクが鳴る。


ヨンジュニヒョンテヒョンアへ
まだ泣いてる?それとももう泣き止んでる?泣き止んでるといいな。ヒョン今 日本にいるから来たくなったらおいで。ヒョンはいつでも待ってるよ。サランへ。 P.S.位置情報送っておくね。


「…準備しなきゃ!!」


僕がヒョンに1番に会いに行くんだ!そう思ってうきうきと宿舎に戻って荷物をつめる。さっきまでの暗い気持ちは吹き飛んだ。


やっぱりヒョンはすごいね。こんなに簡単に僕を元気にしてくれるんだもん。



ヒョン!待っててね!!今行くから!!

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