迷子 2 ページ16
『』:日本語
ここはどこ?知らない場所。周りに誰もいない。そうなるとやる事は1つ。
ひたすら待つのみ。絶対に誰かが見つけてくれるから。そう思って近くにあった椅子に座る。
どれくらい時間が経っただろうか。結構時間は経った気がする。これは見つかったらお説教決定だな。
「今日は誰が探しに来てくれるかなー。マンネlineはメイク中だったからヒョンlineの誰かかな?ジナ?ホソガ?」
⁇『あのー…』
「ん?」
少し遠くから不審がるようないぶかしむような声が聞こえた。今の僕はマスクをしているし黒ベースの私服でまだ衣装に着替えていない。自分で言うのもなんだが不審者だ。
??『ここで何をしているんですか…?』
『あー、迷子?です。』
⁇『ま、迷子?』
戸惑ったような顔をする男性に不審者では無いことを証明するため、マスクを外し挨拶をしようとし椅子から立つ。
『はじめまして、僕は…』
TH「あっ!ヒョーン!見つけましたよ、ヒョン!」
遠くからテヒョンアが僕の声を遮るように叫び、大きく手を振る。
??『ひょん?名前ですか?』
『いえ、名前ではなくて…』
TH「もうヒョン!探しましたよ!早く戻りましょう!」
ものすごい勢いで走ってきたテヒョンアにまた遮られた。ふんすふんすと怒っています感を出すテヒョナをかわいいと思いながら微笑む。
「いつもありがとう、テヒョンア。でも少しこの人に挨拶だけするからちょっと待ってね。あと他に僕を探している人がいるなら連絡してくれる?」
⁇『韓国語…?』
『はいそうです。僕は韓国から来ました、防弾少年団のキム・ヨンジュンといいます。あなたは今日共演させていただく嵐の大野さんですよね?』
大野『あ、はいそうです。はじめまして、ヨンジュンさん。嵐の大野智といいます。今日はよろしくお願いします。』
『こちらこそお願いします。「ほら、テヒョンアも挨拶しな。今日共演する嵐の大野さんだよ。」』
ぽかんと僕たちの会話を見ていたテヒョンアはハッと我に返り、口を四角にしてたどたどしい日本語を話す。
TH『あー、ぼくはぁキム・テヒョンです。よろしくおねがいします。ありがとうごじゃいます。』
大野『こちらこそ…』
⁇「ヒョーン!見つけましたよ!ヒョン!探したんですからね!」
なんか…デジャヴだ。
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作者名:ミキ | 作成日時:2021年10月26日 9時