年齢逆転ごっこ 5 ページ27
コンコンというノックの音に作業する手を止め返事をする。顔をのぞかせたのはホソガとナムジュナだ。今回はしっかり年齢逆転ごっこを思い出したので敬語で話す。
｢ご飯ですか？｣
JH｢えっ、あっ、はい…じゃなくて、うん。｣
ホソガが挙動不審すぎて笑みがこぼれる。
｢あはは、戸惑いすぎだよ、ホソガ。2人ともおいで。少し話そう。｣
部屋に入ってこない2人を招き入れる。
｢さっき帰ってきたの？｣
服装から推測する。
NJ｢はい。ホソガと買い物に行ってたんですけど、帰ってきたら変な遊びが始まってて…｣
｢それは戸惑うね。どうせジミナかテヒョンアあたりからなんの説明もなしに、今日はヒョンって呼んでね、とか言われたんでしょ。それからユンギあたりから説明を受けた。｣
JH｢ヒョンすごいです！ジミナに言われてなんのことだと思ってたら見かねたユンギヒョンが説明してくれました。｣
目をぱちくりとするホソガがかわいかったので頭をなでておく。
｢うん。そして戸惑っているところに追い打ちをかけるようにジナにご飯だから僕を呼んでこいって言われたんでしょ。｣
NJ｢なんでわかるんですか!?ヒョン怖いです!?｣
推理小説みたいに話したら怖がられてしまった。
｢まあ、なんとなくというかなんか言いそうじゃんクオズ。それにご飯ができたら呼んでってジナにしか言ってないし、ジナの性格からすると弟達をからかうの好きだから。あとはさっきからかってやったからその仕返しだろうね。僕を驚かせようとしたのかな？そこはわかんないけど…1つ誤算だったのは2人が真面目すぎたことかなㅎㅎ｣
2人の頭をなでながらくすくすと笑う。
NJ｢尊敬するヒョンに向かってタメ口でなんか話せませんよ…。｣
JH｢同じく…。｣
しゅんとする2人は同じように困った顔をしている。
｢まあ、2人ともそんな重く受け止めずにね。ごっこ遊びだから。それにこれはジョングガなりの気づかいみたいだからさ。のってあげてよ。｣
NJ｢気づかい？｣
｢うん。まあ…真面目な2人には少しキツいかもしれないけど、普段ジミナ達に接する時みたいにしてくれるといいな。｣
JH｢わかりま…わかった。｣
｢よし！じゃあ行きましょうか、ホソギヒョン、ナムジュニヒョン。｣
僕は2人の手を引いてリビングに向かった。
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作者名：ミキ | 作成日時：2021年10月26日 9時
