活動始めたときからずっと…2［Sho］〈短編〉 ページ14
洗面所から出てリビングへ向かうとそこにはソファに座ってスマホを見ながらくつろぐ初兎くんの姿。
初兎「あ、出たん？服俺のでごめんな？」
『いやいや、お風呂入れてもらっただけでもありがたいよ…』
初兎「そっか。あ、家帰れそう？」
そう言って彼の指差す外を見ると、最悪なことに大雨…。
初兎「電車は動いてへんし、当然やけどバスも動いてないで〜」
『うっ…はぁ…今夜はお家にお邪魔しててもいいですか？』
初兎「あれぇ？邪魔になるなら帰ってもらいたいんやけど？」
笑ってやがる…なんかムカつくわぁ…
『…邪魔じゃないです！なんなら、ご飯作るから！』
そう言うと彼は勢いよくこちらを向き「マジ？」と言わんばかりの表情で見てきた。
『…本当に。ちゃんと美味しい料理作るから…』
初兎「…よし。今日一日泊まることを許可します。」
『どうも。』
そう言いながら冷蔵庫の中を見ると、意外と中身は入っていてびっくりした。
初兎「あ、そうや。A。俺さ、歌が得意なんよ。ちょっと聞いてくれん？」
『まぁ、いいよ？』
なんでこんなに急に…しかも呼び捨てになってたし。
初兎「〜。〜♪」
この声…聞いたことある…いや、私の大好きな…
『しょう、ちゃん…？』
初兎「え？初兎ちゃんって…」
『う、歌い手の…』
初兎「お、俺のこと知っとるん？」
『ほ、本物⁉』
なんかワンシーンに色々ありすぎて情報がまとまってないんだけど⁉
初兎「俺のこと、初兎ちゃんって、呼ぶのは…リリァさんだけ…ってことは、リリァ…さん？しかもめっちゃ古参やろ…？」
『は、はいぃ…。待ってどうしよう。推しが目の前にいる…』
活動が始まってすぐから推し始めた初兎ちゃんが今目の前にいる。
感動で涙が溢れてきた私に彼はとっても困惑していた。そんな彼がとった行動は…
初兎「と、とりあえずご飯作ってもらっていい？お腹空いたわ…」
『あ、はい…』
今それ？マジかよ…と、その時は心底思いました…。
そしてそう言われたから作った料理を彼に食べてもらうと…「……ちょっとまって。味濃すぎへん⁉」
『え、嘘。』
自分でも一口食べてみると…
『辛っ⁉塩入れすぎた！』
と、大失敗。
その後は彼が本当に初兎ちゃんであることを話したり、連絡先を交換したりして、次第に仲良くなっていき…。
〜1ヶ月後〜
初兎「Aの事好きです。俺の彼女になってくれませんか？」
と、告白され迷わず「はい」と言った。
そしてあれから2年…
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Luna@スランプ気味(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます！少しでもお力になれたなら幸いです。こちらこそありがとうございます！ (2023年2月11日 9時) (
レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
Luna@スランプ気味(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます！返信遅くなって申し訳ないです…！ありがたい言葉ありがとうございます！ (2023年2月11日 9時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 生きる意味が私ずっと見つからなかったから、すごく泣きました。ありがとうございます。 (2023年2月10日 22時) (レス) @page17 id: 69fefe3a39 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - リクエストではないのですがコメント失礼します。毎日少しずつお気に入りでしおりを挟みながらとてもドキドキして読ませてもらっています！続編もあるみたいなので次も読ませてもらいますね🎵 (2023年1月5日 15時) (レス) id: 766649bc8e (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - まふゆさん» リクエストありがとうございます！はい！了解です！ (2022年4月6日 16時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年11月30日 16時
