活動始めたときからずっと…［Sho］〈短編〉 ページ13
Aside
スマホを開き予定表を見ると明日は私の彼氏兼推しである、初兎ちゃんの活動3周年記念の日であった。
2年前のある日。私と初兎ちゃんは出会った。
雨の日だったなぁ。大学の帰りで電車から降りて家に向かう為のバスに乗るために、バス停に向かってたら雨が降ってきて、とっさに近くにあった駄菓子屋さんに入ったんだよね。
そしたらそこに初兎ちゃんが来た。
初兎「おばちゃーん。ガムない〜？って、大丈夫？びしょびしょやん。」
お店のお婆ちゃんと仲の良さそうな雰囲気の初兎ちゃんは、私を見て言った。
『あ、えと、その…傘…無くて。』
お婆ちゃん「初兎ちゃん…傘あるかい？」
初兎「あ〜あるで。うちおいで。」
言われた時はすっごくビックリした。でも、相手の良心を無駄にするのもなんかな…と思い、お家にお邪魔することにした。
初兎「おばちゃん。また後でくるわ。」
お婆ちゃん「はいはい。じゃあその子頼んだよ。」
初兎「おう。任しとき〜」
そう言って私の手を引きながら歩き出した。
『あの、本当にいいんですか？』
初兎「ええってええって。どうせ一人暮らしやし。…あれ？もしかして…A…さん？」
『え、』
な、なんで知ってるんだ？
初兎「あ、その反応図星だ。Aさん美人だからって名前よく聞きますよ。」
『び、美人だなんてそんな…』
照れながら顔を俯かせると、頭上からクスクスと笑い声が聞こえてきた。
初兎「あははっ。あ、ここ。後俺一応同い年やから。」
『え、そうだったの⁉』
初兎「そうやでwほんまおもろいなぁw」
一体何が面白いのだろうか…。
『お邪魔します。うっわすんごい綺麗なんですけど。』
初兎「どんなのを想像しとったん…」
『ぐちゃぐちゃの部屋。』
初兎「酷い…」
初対面なのにとっても話しやすい性格と話し方の彼。そういえば…名前は…
『名前は？』
初兎「初兎やで。初に兎と書いて、「しょう」。」
『可愛い名前！似合うね。』
初兎「初めて言われたわ。」
『本当？逆にすごいと思うわ。』
色々話していると「お風呂入ってきてええよ。」と言われ遠慮なく入らせていただいた。
しかし、出ようとした時に気づいたのだ。
「あれ、服はどうするんだ。」と。
とりあえず出てみようと思い浴室から出ると、そこにはご丁寧にバスタオルと彼のものであろう、服が置かれていた。
私は少しぶかぶかだったけど服を着てリビングへ向かった。
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Luna@スランプ気味(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます！少しでもお力になれたなら幸いです。こちらこそありがとうございます！ (2023年2月11日 9時) (
レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
Luna@スランプ気味(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます！返信遅くなって申し訳ないです…！ありがたい言葉ありがとうございます！ (2023年2月11日 9時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 生きる意味が私ずっと見つからなかったから、すごく泣きました。ありがとうございます。 (2023年2月10日 22時) (レス) @page17 id: 69fefe3a39 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - リクエストではないのですがコメント失礼します。毎日少しずつお気に入りでしおりを挟みながらとてもドキドキして読ませてもらっています！続編もあるみたいなので次も読ませてもらいますね🎵 (2023年1月5日 15時) (レス) id: 766649bc8e (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - まふゆさん» リクエストありがとうございます！はい！了解です！ (2022年4月6日 16時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年11月30日 16時
