story 48 ページ48
華奈愛side
各自バラバラになって回り始めた夏祭り。お母様とお父様。それか使用人以外とくるのがとっても久しぶりだから楽しい。
それに…ないこくんが隣にいてくれるから。大好きな人の隣にいられるのがこんなに、幸せなんて知らなかった。
親のことは…そんなに好きじゃない。私の将来は親が死ぬまでレールが敷かれてる。でも…場合によっては死んだ後のレールも敷かれてるかも。
ないこ「華奈愛〜？どこ行く？」
華奈愛「あのねっ、私ね、金魚すくいやってみたいの！」
ないこ「いいじゃん！行こ行こ！」
私の手を握って歩き出すないこくん。私よりだいぶ背が高くて、大きな背中は沢山の物を背負っているように見えた。
ないこ「はいっ！ここだね。」
華奈愛「うわぁ〜！凄い！いっぱいいる！」
おじさん「おい！そこのお2人さん！金魚すくいやってくかい？」
ないこ「はい！」
お店の人は優しそうな笑顔で話しかけてきた。隣の奥さんと思われる人は「美人さんね〜」と言ってくれた。正直すごく恥ずかしかった。
ないこ「じゃあ、まず俺がやるから見ててね！」
華奈愛「うん！」
そう言ってないこくんはいとも簡単に、ポイと呼ばれる道具で金魚をすくい上げ、もう片方の手に持っていた器に入れた。
華奈愛「すご〜い！」
ないこ「華奈愛もやってみな。」
私の方を見て笑いかけながらそう言われたのでないこくんの真似をしてやってみると…
華奈愛「ほっ。」
一匹だけ上手いこと入った。するとないこくんはとてもびっくりしていた。
ないこ「か、華奈愛本当に初めてやった…？」
私は何故そんなにびっくりしているのか分からず首を傾げながら「そうだよ？」と言うともっとびっくりしていた。
ないこ「ちょ、すごすぎない？」
華奈愛「え、どう言うこと？」
ないこ「えっ、とね…
華奈愛「そ、そうなの⁉」
私が驚いていると隣から「あ〜！」と言う幼い声が聞こえた。隣を見ると小さな女の子がポイを悲しそうに見ていた。女の子の持っているポイを見ると、確かにさっきないこくんが、言っていてように破れていた。
女の子「ママ〜！金魚さん逃げちゃった…もう一回！」
お母さん「さすがにもうやめよう…？ね？」
女の子「嫌だ嫌だ嫌だっ！！！」
ぐずる女の子を見て私はとっさにこう言った。
華奈愛「この子あげるよ。」
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Luna@スランプ気味(プロフ) - あお@いふ民さん» コメントありがとうございます！みんなの絡みは書いてても尊いです((ありがとうございます！ (2023年1月11日 22時) (
レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
あお@いふ民 - 変人失礼します。。。 スゥゥゥゥ⤴ とうとおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！((((( 作者様最高ですこれ！ (2023年1月11日 2時) (レス) @page26 id: 6422e385c4 (このIDを非表示/違反報告)
ななてる@テスト不安 - Lunaさん» 良ければ教えて頂戴！ (2021年12月14日 22時) (レス) id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ななてるさん» わかりますよ！ (2021年12月14日 6時) (レス) id: bf53e7e48b (このIDを非表示/違反報告)
ななてる - CSSの使い方わかります？ (2021年12月13日 22時) (レス) id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年10月11日 17時
