story 34 ページ34
撫で方とかはきっとシスコン兄貴とか百合華お姉ちゃんと変わらないんだよ。
すごいあったかくて優しい…まるで割れ物でも扱うみたいに撫でられてる気がする…
初めて…朱莉にもこんな優しく撫でてもらったことない。
If side
叫び声と共に逃げようとする凛音。でも、残念ながら手錠で捕まってしまうんよな〜。
逃げられなくてびっくりしている顔を見て思わず笑えてきて笑っていると「笑うな！」と怒られてしまった。
If「ごめんって。」
そう言って俺の肩より少し下の位置にある頭を撫でる。
ないこが見てたら絶対家に帰ったところでいじられる。
こんな感じで。
ないこ「まろ〜まさか好きな子の頭撫でるとはね〜？女子嫌いだった前のまろじゃあり得なかったな〜」って感じで。
前撫でた時も思ったんやけど、髪サラサラなんよな…どんな反応してんのやろと思い顔を見ると少し赤みがかっているようないないような…
気のせいやな。うん。
柔らかくて細いこの髪が決して傷ついてしまわないように割れたガラスのかけらを集めるような柔らかい手つきで撫でる。
『い、いふくん？進みませんか？』
If「あ、あぁ。そうやな。」
色々考えすぎて歩くことを忘れて頭を撫で続けとったっぽい。
しばらく続く沈黙。
そんな中また俺の右側から急に次は息をのむ音が聞こえた。
『嫌っ…』
何事やろと思い凛音の方を見ると凛音は震えながら俺の腕にしがみついていた。
If「凛音…？」
なんでこんなに震えてんのやと凛音が見たであろうものを探す。
見つけた。あれやなきっと。確かに凛音は…見ない方がいいかもな。
それは首を吊った少女の模型(？)かな。
『っ、ふっ…やだ…やめて…』
If「凛音…凛音。」
下を向く凛音に声をかけるとゆっくり顔を上げた。
『いふ、くん…』
顔を上げた彼女の瞳があまりに涙であふれていてもう泣かないでほしい、悲しい思いはして欲しくないと思ったのか、気がついたら抱きしめていた。
『いふくん…。服濡れちゃ、う。』
If「ええよ別に。泣きたいなら泣けばええんよ。泣くのを我慢するのは感情表現ができんくなってってるんと同じようなもんやからな。」
凛音の細くてしなやかな小さな体は俺の腕の中にすっぽり収まった。
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Luna@スランプ気味(プロフ) - あお@いふ民さん» コメントありがとうございます！みんなの絡みは書いてても尊いです((ありがとうございます！ (2023年1月11日 22時) (
レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
あお@いふ民 - 変人失礼します。。。 スゥゥゥゥ⤴ とうとおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！((((( 作者様最高ですこれ！ (2023年1月11日 2時) (レス) @page26 id: 6422e385c4 (このIDを非表示/違反報告)
ななてる@テスト不安 - Lunaさん» 良ければ教えて頂戴！ (2021年12月14日 22時) (レス) id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ななてるさん» わかりますよ！ (2021年12月14日 6時) (レス) id: bf53e7e48b (このIDを非表示/違反報告)
ななてる - CSSの使い方わかります？ (2021年12月13日 22時) (レス) id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年10月11日 17時
