story 96 ページ46
いむ side
いむ「あれ、そう言えばりうちゃんはー？」
初兎「あーなんか、用事あるから先帰っとってーって、言っとったで？」
ないこ「にしては遅くない？」
中々帰ってこないりうちゃん。用事って何だろう？と思いながら、スマホを開く。
いむ「うーん…連絡は来てないな…」
初兎「いむくん、電話かけたったら？」
いむ「そうする！」
初兎ちゃんの言葉を聞いて、りうちゃんに電話をかける。
2回目のコールで出たりうちゃんは、少し慌てた様子の声をしていた。
りうら「はい！もしもし?!」
いむ「あ、りうちゃん？今日何時に帰る？」
りうら「えーっと…」
そう言いながらりうちゃんの声がスマホから遠ざかるのを感じる。そのあと少し間が空いて返事来る。
りうら「あと1時間くらい！」
いむ「分かった！…誰かと一緒にいるの？」
返事が来るまでの不自然な間。誰かに時間を聞いていたんだろうな、と考えを巡らせて聞いてみる。
りうら「え、!?…えっと…まぁ…いる。」
いむ「誰といるの？」
りうちゃんに少し警戒されてるのを感じながら、僕はただ、好奇心で質問をする。
りうら「んー…桜。」
その名前を聞いて、僕はここまでの電話の声のトーンを、少し落とした。りうちゃんがなるべく聞かれたがってないのを、声から感じたから。
いむ「え、桜って…あの、桜先輩？」
りうら「うん…。ちょっと相談に乗ってるんだ。」
いむ「なるほど…じゃあ、皆には僕から言っとくね！勿論、最小限のことだけ。」
りうら「ほとけっちありがとう…！」
わかりやすく声のトーンを高くして言ったりうちゃん。きっと色々心配だったんだろうなと思いながら電話を切る。
いむ「りうちゃん1時間くらいしたら帰ってくるって〜！」
初兎「やけに遅いな。…ま、そういうこともあるか。」
悠佑「りうら、弟っぽいとこあるけど、俺らと同い年なんやし大丈夫やって」
アニキの言葉に納得して、夕食を食べるため席に着く。いつもと違って1席空いた机。少し寂しかったけれど、りうちゃんは今すごく大事なことをしてる気がしたから考えるのをやめた。
きっと、桜先輩のことを助けてあげてよね。と思いながら手を合わせ食事を始めた。
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Luna@スランプ(プロフ) - キラリ@ピグ民さん» コメントありがとうございます！本当ですね…ご指摘ありがとうございます！すぐ直しますね！嬉しいです…！凄くのんびりですが更新してますので良かったら続きもよろしくお願いします！ (8月25日 9時) (
レス) id: 162dd03429 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ@ピグ民(プロフ) - すいません。あの97ページの5行目で「りうら」がりくらになっております。間違いでなかったらすいません。あと、このお話めっちゃ好きです。好みです。この、ifくんの優しさが尊い・・・♡ (8月23日 16時) (レス) @page47 id: 408d49e73f (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - おんプリンさん» コメントありがとうございます！いやぁ…あの2人いいですよねぇ（？） (2022年10月14日 23時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
おんプリン - なにこれ…めっちゃ尊いじゃないですか!! 訳((いいぞ。もっとやってくれ。 (2022年10月9日 19時) (レス) id: d4139165cf (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - mame_03さん» コメントありがとうございます！気になりますよね…はい…頑張って書きます！ (2022年8月16日 10時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年12月18日 16時
