story 95 ページ45
いふ「辛い思い…か…。」
ないこ「恋愛でね。」
いふ「…なるほど。」
ないこの言うことを聞いて、今日のAの姿を思い浮かべる。確かに、と率直に思った。
ないこ「まぁ…あくまで俺の考えだけどね？」
いふ「いや、なんか合ってそうやけどなぁ…」
ないこ「で…まろはどうしたいの？」
再びないこから投げかけられた質問。どうしたい、なんて、とっくに前から決まってる。
いふ「そんなん…俺のものにしたいに決まってるやん。」
ないこ「じゃあまろ頑張んなきゃじゃん。Aちゃんのこと…沢山知ってあげなよ。」
いふ「そうするわ…ありがとうな、ないこ。」
ないこ「全然いいよ。まろに発破掛けれたなら。」
いふ「ちょっとは掛かったかもな。」
苦笑いしながらそう言って腰を上げる。
いふ「んじゃ俺、課題してくるわ…」
ないこ「やってないんだ？」
笑いながらそう言うないこに少しムカつきながら、事実だしなんも言えねぇと思い、「うっせ」と返してリビングを出た。
いふ「…Aのことを、沢山知る…か。」
リビングを出てすぐのところで1人そう呟き宙を見つめる。
いふ「俺に出来るかなぁ…」
そう言って乾いた笑い声を発した。
・
・
・
いふ「ん…は…？」
ぼんやりする頭を軽く振って、せめて視界だけでも鮮明にしようとする。
いふ「え…1時間半経っとる…俺、多分30分くらいしか課題やってへんから…1時間も寝たってこと…？」
己がとんでもないことをやらかしたことに気づき絶望する。あー俺アホすぎる…。
いふ「ん…とりま飯…そろそろだろ…」
そう思い椅子から立ち部屋を出る。これ夜寝れるんかな…なんて少し心配に思いながら階段を降りる。
悠佑「あ、まろ。そろそろ呼びに行こうと思っとったんよ。」
いふ「あ、ほんま？ちょっと良かったわ。」
ないこ「まろ〜課題終わった〜？」
いふ「ないこたんちょっと黙って。」
いむ「え！いふくん課題終わってないの〜っ？珍しっ」
俺が課題終わってないことを知った途端、ないことほとけはめっちゃニヤけ始めた。
いふ「うっせーな。お前はいつも終わってねぇだろ。」
いむ「は!?失礼だなぁ！終わり良ければ全て良しだよ？僕はちゃんと終わらせて提出してるし！」
いふ「提出前日の夜に頑張って終わらせて、だろ。」
いむ「だーかーらー！終わればいいのー！」
今日もまた、ほとけと不毛な戦いが始まった。
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Luna@スランプ(プロフ) - キラリ@ピグ民さん» コメントありがとうございます！本当ですね…ご指摘ありがとうございます！すぐ直しますね！嬉しいです…！凄くのんびりですが更新してますので良かったら続きもよろしくお願いします！ (8月25日 9時) (
レス) id: 162dd03429 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ@ピグ民(プロフ) - すいません。あの97ページの5行目で「りうら」がりくらになっております。間違いでなかったらすいません。あと、このお話めっちゃ好きです。好みです。この、ifくんの優しさが尊い・・・♡ (8月23日 16時) (レス) @page47 id: 408d49e73f (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - おんプリンさん» コメントありがとうございます！いやぁ…あの2人いいですよねぇ（？） (2022年10月14日 23時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
おんプリン - なにこれ…めっちゃ尊いじゃないですか!! 訳((いいぞ。もっとやってくれ。 (2022年10月9日 19時) (レス) id: d4139165cf (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - mame_03さん» コメントありがとうございます！気になりますよね…はい…頑張って書きます！ (2022年8月16日 10時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年12月18日 16時
