story 64 ページ14
悠佑side
(友達)「おぉ〜！すご〜い！」
悠佑「ほんまやなぁ〜花火ええよな、やっぱ。」
隣ではだよねーと嬉しそうに言う(友達)。花火に照らされて(友達)の笑った顔はよく見える。髪も巻いてあって可愛い。
(友達)「あっつい…」
そりゃそうよな。浴衣なんか暑そうやもん。
悠佑「仰いだろか？」
(友達)「え、いいの？」
悠佑「ええで。」
たまたま持って来てた扇子でパタパタと(友達)の顔のあたりを仰ぐと、(友達)の表情は涼しそうになった。
(友達)「うわぁ〜涼しい〜。よく扇子なんて持ってたね？」
悠佑「俺も暑かったからな。」
目を閉じて風を受ける(友達)の顔が花火に照らされてよく見える。しばらく見ていると、(友達)は目を瞑ったまま言った。
(友達)「今の私は、悠くんからはどう見えてるの？」
不意にかかられたその言葉に驚きながら、(友達)の事を見る。出てきた言葉はただ、可愛い。
悠佑「…浴衣似合っとるな…って。」
(友達)「…そっか…ありがとうね。」
少し不満そうな(友達)。もしかして、気づいて欲しいそこじゃなかったん…？
しばらく花火に夢中な(友達)をジーッと見ていると、何となく気付いた。ネイルや。爪が綺麗な黄色に塗られている。
悠佑「…あと、」
そう呟くと(友達)はこちらを向き不思議そうに見る。
悠佑「…爪…綺麗やね。」
花火の音で聞こえないなんて事はなく、はっきり届いたであろうその言葉。
顔を赤らめて嬉しそうに驚く(友達)はいつもの花火の様な弾けた笑顔ではなく、落ち着いた雰囲気で嬉しそうに微笑みながら言った。
(友達)「流石悠くん…ちゃんと気づいてくれるんだね…」
悠佑「当たり前やん。いつも一緒におるんやから。」
(友達)「意外と気付いてくれない人の方が多いんだよ？だから悠くんのそう言う所、素敵だと思う。」
悠佑「ありがとうな。」
(友達)は人を褒めたり真面目に話す時は絶対に関西弁を喋らない。多分本人も無意識なんやと思う。
？「あれ…悠佑くんと、早河…？なんで2人が一緒に居るの…？」
悠佑「！？」
(友達)「…⁉
後ろから声を掛けてきたのは同じクラスの姫矢
美華「え…2人っきりで夏祭りって…」
(友達)「！ちょっと待って姫屋さん、勘違いしないで…」
もし美華が勘違いしてるとしたら(友達)にも迷惑がかかる。
悠佑「(友達)！」
そう言いながら(友達)の手を引いてその場から逃げる様に走った。
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Luna@スランプ(プロフ) - キラリ@ピグ民さん» コメントありがとうございます！本当ですね…ご指摘ありがとうございます！すぐ直しますね！嬉しいです…！凄くのんびりですが更新してますので良かったら続きもよろしくお願いします！ (8月25日 9時) (
レス) id: 162dd03429 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ@ピグ民(プロフ) - すいません。あの97ページの5行目で「りうら」がりくらになっております。間違いでなかったらすいません。あと、このお話めっちゃ好きです。好みです。この、ifくんの優しさが尊い・・・♡ (8月23日 16時) (レス) @page47 id: 408d49e73f (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - おんプリンさん» コメントありがとうございます！いやぁ…あの2人いいですよねぇ（？） (2022年10月14日 23時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
おんプリン - なにこれ…めっちゃ尊いじゃないですか!! 訳((いいぞ。もっとやってくれ。 (2022年10月9日 19時) (レス) id: d4139165cf (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - mame_03さん» コメントありがとうございます！気になりますよね…はい…頑張って書きます！ (2022年8月16日 10時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年12月18日 16時
