story 52 ページ2
華奈愛「い、いいの…？私なんかで…？」
ないこ「何言ってんの。華奈愛じゃなきゃ嫌だよ。」
華奈愛「私のこと…っ、救ってくれますか…？」
この牢獄から。このレールから私を連れ出してくれますか…？…いじめられてた私を連れ出してくれたみたいに。
ないこ「もちろん。当たり前じゃん。じゃあ、ちょっと戻ろっか。」
華奈愛「え？な、ないこくん…戻るの？な、なんで？」
私の手を恋人繋ぎに繋ぎなおした後私のことを見て彼は、悪戯っぽい笑みを浮かべながらこう言った。
ないこ「大丈夫。俺に作戦があるから。」
そう言って歩き出す彼の背中を見て、今までこの背中についてきたんだから、信用しようと思えた。
母「…！華奈愛！」
父「おい貴様！華奈愛の手を離せ！」
両親は口々に何かを言っている。あぁ、私の親ってこんな人だったんだ。私が思ってた普通は普通じゃなかったんだ。
ないこ「…華奈愛は、俺と結婚したい？」
華奈愛「えぇ…⁉…っ、そ、そりゃ、ないこくんのこと…好きだから、したいよ…？」
ないこ「聞きました？華奈愛が俺と一緒に居たいって。」
母「っ、華奈愛！あんたが文句言って聞かないから、わざわざ、嶺二くんにきてもらったわよ！」
そう言ってお母様の後ろから出てきたのは、間違いなく、私の許嫁である嶺二さんだった。
嶺二「華奈愛ちゃん。そんな男より、僕の方が何百倍もいいよ？その男が華奈愛ちゃんに食べさせてあげれるのって、庶民の料理だろ？w僕なら今と変わらない。いや、今よりも、もっといい生活もできるよ？」
ドヤ顔と言うのだろうか。そんな顔をしている。私こう言うタイプのが苦手なのかも…。
そして、ゆっくり近づいてきた嶺二さんは私の目の前に立って立ち止まった。ないこくんは嶺二さんのことをすっごく睨んでる。
華奈愛「な、何ですか…？」
嶺二「いやぁ？結局どっちを選ぶのかなって。」
そんなの最初から一択だよ。
華奈愛「私は…ないこくんと一緒に居たいです。」
嶺二「はぁ⁉お前正気かよ⁉こうなったら力ずくで俺のもんにしてやる！」
その瞬間肩を掴まれチュッとリップ音が響いた。
華奈愛「⁉んーんー！」
突然のことだしもちろんだけどこんなことするのは、初めてだった。しかも今、舌を入れられそうになっている。嫌だ。絶対に嫌だ。
そう思っていると聞き慣れた可愛らしい声と共に口が解放される。
？「はいはーい。やめやめ。」
嶺二「！何だお前は！」
？「私は…
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Luna@スランプ(プロフ) - キラリ@ピグ民さん» コメントありがとうございます！本当ですね…ご指摘ありがとうございます！すぐ直しますね！嬉しいです…！凄くのんびりですが更新してますので良かったら続きもよろしくお願いします！ (8月25日 9時) (
レス) id: 162dd03429 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ@ピグ民(プロフ) - すいません。あの97ページの5行目で「りうら」がりくらになっております。間違いでなかったらすいません。あと、このお話めっちゃ好きです。好みです。この、ifくんの優しさが尊い・・・♡ (8月23日 16時) (レス) @page47 id: 408d49e73f (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - おんプリンさん» コメントありがとうございます！いやぁ…あの2人いいですよねぇ（？） (2022年10月14日 23時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
おんプリン - なにこれ…めっちゃ尊いじゃないですか!! 訳((いいぞ。もっとやってくれ。 (2022年10月9日 19時) (レス) id: d4139165cf (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - mame_03さん» コメントありがとうございます！気になりますよね…はい…頑張って書きます！ (2022年8月16日 10時) (レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年12月18日 16時
