3 ページ3
あの永瀬くんが、私の部屋にいる……。
幼なじみとはいえ、中学が別々だったし、
今までどうやって過ごしてたっけ？
なんて、思考をフル回転させる。
廉「…なぁ、」
『はいっ』
昔よりも低くなったその声が聞きなれなくて、ドキッとした。
廉「アホなん？」
『へっ？』
廉「全部不正解やから」
『うそ…』
廉「ほんまに」
ま、まじか。
廉「ま、ええわ。そのために俺がおるんやもんな」
『よ、よろしくお願いしますっ！』
廉「ほんじゃまず、三角関数の公式書いてみ？」
『サンカクカンスウ……？』
廉「sinθcosθtanθの公式なんやけど、」
？？？
なにその呪文。
廉「わからん？」
『わかりません』
絶対、呆れられるはずなのに。
廉「しゃあないなぁもう…」
そう言って、丁寧に教えてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおり(プロフ) - 主様も予想してなかった展開だったからでしょう、あたくしもう、パニックですわよ、トイレで読みながら涙が止まらなかったです。ひまわりくんが来世は報われますように。 (2020年10月27日 17時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - めっちゃ楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年10月22日 18時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
りなりん(プロフ) - これからも小説書くの頑張ってください！もしよかったらぜひ私の作品を見てください。なんと100以上もあるんです！ (2020年10月6日 18時) (レス) id: 4712018df1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みき | 作成日時：2020年10月6日 18時
