episode106 ページ7
SEHUN SIDE
ザワザワする
胸の奥のほうが
モヤモヤする
喉の奥のほうが
…なんなの、あれ
いつもなら耳を通り抜ける女の子たちがはしゃぐ声が今日は鮮明に頭の中を駆け巡る
あのジョンイン君が、とか
2人付き合ってる、とか
お似合いだ、とか
なんなのそれ、どういうことなの
TM「セフナー、スタート姿勢とって！」
スタートの合図をする笛を持ったテミナが僕にそう呼びかける
ハッとして、走る姿勢をとるけど
頭は混乱状態で結局結果は最悪だった
まぁ、もともと得意じゃないんだけど
大丈夫かな、足
あと本人は気づいていないけど、手首も真っ赤に腫れてた
大丈夫かな、ヌナ
終わってすぐ保健室に向かおうとしたら、さっきヌナやヒョンを怒っていた先生に呼び止められた
「オセフン」
SE「なんですか？」
「あれが君の本気の走りか？」
SE「は、はい」
なにこの質問
「いや、違うだろ
君はもっといけるはずだ
イケメンは足が速いは鉄則だろう？」
な、なに言ってんのこの先生
ある程度の距離があるのになんだか蒸し暑く感じるんだけど
「さぁ、もう一回行ってこい！」
SE「…はい」
そう言ってスタート地点に戻る
はぁ、こんなことしてる暇ないないのに
ていうか僕は元々そんなに速く走れないし
TM「はははっ
セフナもう一回なの？笑えるー」
スタート地点に着くや否や、そう笑ってくるテミナ
うるさいよって言おうと思ったら、さっきの先生がテミナの後ろにいるのが見えたからニヤッと笑って視線を外した
少しして口を膨らましたテミナが僕の後ろに並んだおかげで僕のモヤモヤは
少しだけ、ほんの少し安らいだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miii(プロフ) - みほちんさん» コメントありがとうございます！ベクフンペンさんなんですね(^^)楽しみにしていただけて、光栄です！更新頑張ります！ (2016年7月2日 11時) (
レス) id: 51c95e82cc (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - 変な文章にってますね^^;すみません。。最高のｼｭﾁｭｴｰｼｮﾝですね(^^)です（苦笑） (2016年7月2日 8時) (レス) id: a1999e4ac8 (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - ﾍﾞｸﾌﾝﾍﾟﾝとして最のｼｭﾁｭｴｰｼｮﾝですね(^^)更新、楽しみにしてます♪ (2016年7月2日 8時) (レス) id: a1999e4ac8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
