episode120 ページ21
YOU SIDE
目の前の彼がこんなに饒舌に喋るなんて、何かに乗り移られてるに違いないって思ってしまう
『えっと、ジョンイン君？』
私がそう言うと、プイッと顔を背ける
なにこの子、なんてかわいいの
「…」
『ジョンイナ…？』
私がそう呼び直せば、目が飛び出るんじゃないかってほど見開いてこちらを見る
JI「…っな」
そしてみるみる赤くなる耳と頬
ほんと困る、こういう反応されるの
なんて思うけど、私の中で何かが高鳴ったことにも気付いている
『ジョンイナは私の名前知ってる？』
これは素朴な疑問だったりする
私はしつこく押しかけたり、追いかけたりしてるけど
ジョンイナの方は私の名前とか誕生日とか、血液型とかきっと知らないだろと思うから
JI「…知ってる」
赤い顔を隠すように下を向いてそう言うジョンイナ
『え、そうなの？！
じゃあ、私も名前で呼ばれたい』
そう言えば、また目を見開く
そして少しの沈黙の後、息を吸うジョンイナ
JI「…A、…ヌナ？」
首を傾けて、赤い顔でそう呼ぶジョンイナ
男というより男の子な彼
野獣というより居眠り動物な彼
私の好きは、そっちの好きじゃない
そっちの好きじゃないんだけど
ドキドキ
ドキドキ
なんでろう
とっても暖かい何かに包まれているのに、少し息苦しいのは
なんでろう
とっても暖かいのに、私の思考は凍えるように冷たいののは
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miii(プロフ) - みほちんさん» コメントありがとうございます！ベクフンペンさんなんですね(^^)楽しみにしていただけて、光栄です！更新頑張ります！ (2016年7月2日 11時) (
レス) id: 51c95e82cc (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - 変な文章にってますね^^;すみません。。最高のｼｭﾁｭｴｰｼｮﾝですね(^^)です（苦笑） (2016年7月2日 8時) (レス) id: a1999e4ac8 (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - ﾍﾞｸﾌﾝﾍﾟﾝとして最のｼｭﾁｭｴｰｼｮﾝですね(^^)更新、楽しみにしてます♪ (2016年7月2日 8時) (レス) id: a1999e4ac8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
