ひまわり 2 (ページ46)

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episode95 ページ46

TAEMIN SIDE

TM「で、ヌナにどう接していいか分からないと？」

昨日から今日まで、朝のあの瞬間の話を大雑把に話すジョンイナ

会話の内容は、あの人が変に見えるとか
なんかよく分かんないけど
俺も変なんだとかそんな感じ

でも長年の付き合いのおかげでほぼほぼ理解できた

やっと認める気になったわけ？
好きだとは言わないものの、もう8割がたそう言ってもんでしょ

JI「…ん」

目の前でこれでもかと、不機嫌な態度を表すジョンイナ
唇は尖ってるし、目つきは悪い

その理由はどうやらヌナらしく
いつも通り朝から教室にやってきて、
いつも通りのテンションで話しかけてくるヌナに下手くそな無視して顔を伏せたジョンイナ

次に顔を上げたのは、ヌナが出て行ってすぐ

いつもなら昼ごはんまで上げない顔がすでに上がっていて、それでいてお昼まで起きてるなんてただ事じゃないと思い

屋上に連れてきた

そこで問い詰めてみると、どうやら自分の異変に気付いたらしい

ジョンイナは面倒ごとが嫌いだ
機嫌が悪いのは多分、自分がはまるはずのない面倒ごとに首を突っ込んでしまったことに気づいているから

身動きが取れなくなるほどに、思いが形になった今

ジョンイナは初めて見たことのない壁にぶつかったようで

でもそれはどことなく不機嫌なジョンイナですら、かわいさを纏うようなそんな柔らかな何かを感じさせた

TM「っていうか、急展開すぎない」

僕の言葉に溜息を零して、

そんなの俺が1番思ってる

ってボソッと呟いたジョンイナに

らしくないジョンイナに

僕は僕らしくニヤニヤしてしまう