ひまわり 2 (ページ34)

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episode83 ページ34

BAEKHYUN SIDE

昼休みが終わる少し前に、教室にやってきたA

俺と目が会うなり困ったように笑って、ごめんねと言う
俺は2、3回首を振ってニコッと笑って見せた

すると、嬉しそうに笑って近寄ってくるA

座席に座って携帯を触っていたチェンも黒板の高いところを消していたチャニョラも尻尾が生えそうな勢いで嬉しそうに笑って、俺らのところにやってきた

CH「おっかえり～」

『声おっきいよ』
そう言いつつも嬉しそうに笑うから、チェンの緩んだ頬はもっとゆるゆるになる
こいつのこういう友達想いのところは好きだ

さっき俺が話したこいつとセフナの話を聞いたため、いつもより声の大きさも高さも磨きがかかっているような気がした

CY「なー、A
お腹すいたろ？今日はクレープ食べに行こう」

『お腹すいたの？
私さっき食堂で食べてきたばっかりなんだけど』

…、バカチャニョラ
あからさまに落ち込む巨人
まぁこいつのこういうところも嫌いじゃないけど

BK「帰り、ちょっと話そう？」

へこむチャニョラを励ますチェン
そんな二人を横目に小声でそう言えば、不思議そうな顔をするA

それでもコクコク頷いて、分かったと言う
なんで？って言葉が続かなくてホッとした

『あ！ベク聞いて
お昼ご飯、ジョンイン君と2人で食べた』

CY「えー！なにそれ
俺聞いてない、聞いてないよ」

うるさい声でそう叫ぶのは背の高いあいつ

『まぁ、食べたって言っても横に座ってるだけだったけどね』

…うん、想像はつくよ