ひまわり 2 (ページ15)

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episode64 ページ15

SEHUN SIDE

…え、なにこの沈黙

少し俯いたまま、ヌナは動かない

SE「ヌ、ヌナ？」

『…、の？』

SE「え？なんて」
ヌナがボソボソっと何か言ったけど全く聞き取れなかった

『だから！
えっと、その…
私わがままだしマイペースだしガサツだけど
私なんかでいいの？』

いきなり声を大きくして早口で話すもんだから理解に時間がかかる

…いいの？って
え？！いいの？ってまさか

SE「ヌナ僕のものになってくれるの？」

どうしよう

どうしよう

嬉しすぎて大きい声で叫んでしまいたくなる

『わ、私はものじゃない！』
顔を真っ赤にしてそう言うヌナ
かわいすぎて、今すぐ抱きしめたい

SE「ねぇ？ヌナ、僕のこと好き？」
パッと顔を背けるから、頬に手を添えてこっちを向かせる

ちょっとばかり強引かもしれないけど僕だって余裕なんてないんだ

お願い、ヌナ
聞かせて？ヌナの気持ちを

『………好きだと思う』

SE「…」
やばい

『…』

SE「…」
やばい

『…』

SE「…」
非常にやばい

『セ、フナ？』

もうヌナしか見えなくて、僕苦しいんだけど

多分顔も真っ赤だし、心臓だってうるさいけれど我を忘れて
かわいすぎる、愛しすぎるヌナを抱きしめる

『わ、セフナ？！
ま、まま待って？』

SE「待たない」
待たないよ、待てるわけない

ぎゅっと強めに抱きしめれば、少しだけ暴れていたヌナは大人しくなる

離せないよ、もうきっと

僕にはヌナしかいないんだから

こんなにも大好きなんだから