ひまわり 2 (ページ12)

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episode61 ページ12

SEHUN SIDE

ステージに上がれば、湧き上がる声援
僕はいつだってこの瞬間が好き

スポットライトに照らされて
響いて聞こえる声に包まれる

自分の心の音がダイレクトに耳に届いて
深く深呼吸をすれば僕じゃない僕が現れる

ヌナの方は見れないけれど、それでもヌナには僕を映してほしい

そう思いながら踊ったダンスは今までのどのダンスよりも上手くできた気がして、早くヌナに会いたくなった

＊

僕たちのパフォーマンスが終わったら、部室に来てねってヌナに伝えておいたから
僕たちが部室に戻ってから、少し後にヌナがやって来た

BK「お、きたきた」

『お疲れ、ベク』

なんで先にベキョニヒョンのとこに行っちゃうんだよ

SE「…」

BK「おう！
どう？俺超かっこよかった？」

『普通じゃない？』

BK「え、まじ？
目立ててなかった？」

『んー、かっこいいかどうかは分かんないけど
歌はすっごく感動したよ
ベクってあんなに歌上手かったんだね』

ベキョニヒョン、そんなに嬉しそうに笑わなくったっていいじゃんか

SE「…」

『あ、いたいた
セフナお疲れ様』

SE「…はい」

『ん？疲れてる？
保健室でも行く？』

BK「え、なに？セフナ体調悪いの
それとももしかして、やきも「わ、悪くないです
ヌナ早く行こう！」

危ない、危ない
ベキョニヒョンに僕のかっこ悪いところをヌナにバラされるところだった

少しだけ膨らました頬でベキョニヒョンを睨めば、ニヤニヤしながらこちらに手を振っていた

ちょっぴり腹立たしいけど、素直に振り返しちゃう僕は相当な浮かれポンチになりつつある