ひまわり 2 (ページ2)

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episode51 ページ2

SEHUN SIDE

天気も悪くないし

肌の調子もそこそこ

コンディションなんて絶好調

そんな日に初めての委員会なんて
僕って本当についてる

掃除は友達に押し付けて、すぐに集合場所である教室に向かった

そこにはまだAさんはいなくて、慌てていた心を少しだけ落ち着かせることができた気がした

僕はAさんがどこに座っても見えるように1番後ろの窓際に座る

教室に入った時にもらった紙は机の上に置いたけど、目を通す余裕なんてない

息を吸ったり、吐いたり
膝の上に置いた手をグッと握りしめたり、パッと離したり
落ち着きのない僕

そんな中先生が入ってきて、説明が始まる

え、まだ来てないのに！

そう思っていた矢先、ドアが開いた
ペコッと先生に頭を下げた彼女はまっすぐ僕の元へ

え？！

え？！

え？！

なんで、こっちに向かってるの？

え？！なんで？！

頭の中で大パニックな僕

そんな僕を尻目にAさんはあいている僕の隣に座った

…だよね

僕のこと知らないし、僕に話しかけてくれるわけないよね

ホッとした僕と期待してた僕
どっちの僕もドキドキしてる

ドキドキ

ドキドキ

隣にいるAさんに聞こえてないか心配だ

SE「？！」
ガンッ

ちらっと盗み見ようと思っていたのに
Aさんが、こっちを見ていて
びっくりした拍子に机に足をぶつけた

『えっと、大丈夫ですか？』

SE「…は、はい」

どもってしまうし、まともに顔を見れない
いつも見ていた横顔が、その瞳が僕に向いてるなんて

そんなの動揺しないわけないでしょ

落ち着きのない僕をクスッと笑って、僕の机の上にある紙をつついた

『ちょっとそれ見せてもらってもいいですか？』
そうやって笑う姿に
ああ、もう大好きだって改めて思っちゃうよ