名前 ページ2
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フジくん、レトくん、うっしーさん、キヨ、私で私たちの家で宅飲みをしていた
すると少しほろ酔いのフジくんがはいはいで近づいてきた
「Aちゃんってさキヨのこと名前で呼ばないよね？」
そのフジくんの一言で皆が一斉にこちらを向く
「そういえばAちゃんがキヨくんのこと名前で呼んでるん聞いたことないなぁ」
「俺らがキヨのこと名前で呼んだことあんまねぇのはわかるけどAちゃんがあんま呼ばねぇのは何で？」
レトくんとうっしーさんが聞いてくる
『え、いや、それは、』
ちらりとキヨを見ると、キヨは禁酒をしているので綾鷹を飲みながらこちらを見つめてくるだけ
反応に困っていると
「．．．呼ばねぇの？」
『え』
のそのそとキヨは近づいてきて隣にいたレトさんをしっしっ、と手で払い隣にドカッと座ってきた
「だから、俺のこと名前で呼ばねぇの？」
俺、一二回位しか呼ばれたことねぇんだけど、と言ってくるキヨ
『い、や、それは、』
「せやせや、キヨくんの名前呼んでみ？」
「キヨのこと名前で呼んでるとこ見てみたいな(笑)」
レトくんとフジくんが急かしてくる
恥ずかしいから呼べない、なんて言えるはずもなくキヨのことを名前で呼ぶことになった
残り少ない飲みかけのビールをぐいっと飲む
.
『け、けんと』
ぐわっと酔がまわった。気がした。
部屋に訪れる静寂
するとぽふ、と肩に少しの重み
『き、きよ？』
キヨが肩にぐりぐりと頭を押し付けてくる
「顔赤いぞキヨ」
そう言って本日4本目の金麦を開けるうっしーさん
キヨの顔、こそは見えないが首まで赤くなっているキヨ
「、酔った」
「嘘つけ、お前禁酒中じゃん」
キヨとうっしーさんが言い合う
すると、ぽかんとしていた2人が
「キヨじゃなくても照れるねこれ」とか「破壊力やばすぎん？不覚にもきゅんとしたんやけど」とか口々に言っている
するとキヨはぐいっと残りの綾鷹を飲みほしテーブルの下で手を握ってきた
『．．．キヨ？』
キヨは目をそらしながら
「．．．名前呼びしていいの夜のとき、だけね」
何を言っているんだ、と思い２本目のビールに手をかけた時にさっきの言葉の意味がわかった
『っ、ばかっ、』
ぼすっとクッションをキヨに投げた
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結月。(プロフ) - 出会えてよかったと思える程、凄く大好きな作品でした。幸せな時間をありがとうございます︎✿ もう更新されることは無いと察してしまい、すごく寂しいのですが、この作品が大好きだという想いを残します。作者様がどこかで、幸せな日々を送っていますように…。 (6月11日 5時) (
レス) id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 帰って来てください！まってます (2022年6月18日 6時) (レス) @page27 id: b00788c76e (このIDを非表示/違反報告)
たまきち - 次が楽しみ！受験頑張ってください！！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: f6fbb40b08 (このIDを非表示/違反報告)
ロリ缶(｀・ω・´) - 来年の四月が楽しみだぁぁぁぁ早く帰ってきてくださいねー(´・ω・｀) (2019年10月14日 6時) (レス) id: 6cbbab4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
しふぁ - 頑張ってください (2018年12月31日 23時) (レス) id: c73843218a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2016年8月8日 18時
