[メレブ]嫉妬ゲーム【3日目・前編】 ページ10
【3日目】
見事魔物を倒し伝説の装備を手に入れた私達は、
近くにあった村の宿でゆっくりしてから次の装備を手に入れに行こうという話になった。
私にとってはかなりの地獄だった。
今だって目の前であの2人は仲良さそうに話しているから。
ム｢あぁ！！もうお前は一昨日から何なんだよ！｣
メ｢いやぁ？今日はせっかく取れた休みだ。休んでおけと言っているだけだ。｣
ム｢『膝枕してあげる、ほら、ここおいで』とか休めるわけねぇだろ！！｣
メ｢はぁ？この超絶優しいメレブ様が特別にお前の為にとった行動だぞ？｣
ム｢……、お、お前のためとかきめぇんだよ……、ホクロ！！｣
なんだ。
楽しそうじゃん。
A｢ねぇヨシヒコ、私少し寝てもいい？｣
ヨ｢今日は自由にして構いませんよ。｣
A｢ありがとな。おやすみ。｣
───────────────────────────
A｢ん…。｣
いつの間に夜中……か。みんな寝てる。
私の分のご飯、ちゃんと取っててくれたんだ。
でも、食べたい気分じゃない。
外、出たい。
ｻｯｻｯｻｯｻｯ
A｢う、寒っ……うぉ！月めっちゃ綺麗｣
私は1人、丘の上に登り、空を見上げた。
そして、3日間であった出来事を思い返す。
私は3日間で、嫉妬じゃないと思い続けてたものが沢山ある。
それでも気持ちは誤魔化せないから、
羨ましいと感じてしまう。
そう考えると、既に初日から勝負の決着は付いていた。
A｢完敗だ。｣
そして、負けを認めたと同時に、
3日間のムラサキとメレブの楽しそうな言い合いがフラッシュバックする。
私といるよりも楽しそうじゃないか。
私といるよりも笑顔が多いじゃないか。
A｢なんだよそれ。｣
ここに来て思う。
もしかしてあいつはムラサキの事が好きになったのでは。
一度思った思考は止まらない。
考えたくもないことがどんどん頭に浮かぶ。
次第には怖くなり、涙が溢れる。
A｢うっ……。メレ……ブ……。ば……か。｣
『俺は男だ。お前を離したりしないから安心しろ。』
A｢……はな……してるじゃ……ねぇか…………よ……。｣
｢何を離してるだって？｣
A｢…………！？｣
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MIKI(プロフ) - 怒らないで委員会会長mAKAさん» 読んでいただきありがとうございます！名前…！確かに似ていますね！(笑) (2018年9月28日 19時) (
レス) id: 79592eb7dc (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - ヨシヒコと聞いて読んでみました！面白いですね！あと、名前がめっちゃ似てて笑いました！！ (2018年6月20日 14時) (レス) id: c7d11810cf (このIDを非表示/違反報告)
MIKI(プロフ) - ルカさん» 大丈夫ですよ！返信遅れてしまい申し訳ございません、 (2016年10月17日 0時) (レス) id: dee8f52d44 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - リクエストってここ大丈夫ですか？ (2016年10月8日 18時) (レス) id: ca86d2ebdb (このIDを非表示/違反報告)
MIKI(プロフ) - 成宮ちぃさん» 私も近所だったら今すぐ！！！！NOWでかりにいきたいですwwwwwあと、返信が遅れてしまって申し訳ないです！！！！ (2016年8月5日 22時) (レス) id: 85462f33e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそとくん | 作成日時：2016年5月7日 21時
