１５２話 ページ6
全ての守護者が指にリングを嵌めたようだ。
雷であるランボは腕輪のようにしているが……支障はないだろう。
「嵌めたな。
この力の根源は"覚悟"……強く、深い覚悟を持つ者ほど力を増す。
ツナは少しだけ知っているだろうがもう一度言うぞ。
やりたい事、成し遂げたい事、何でもいい。イメージとしては炎にする感じだ。
まずはやってみろ」
そう言うと、各々リングを見つめて灯そうとしていた。
一番早かったのはツナ。
やはり先程覚悟を自覚したのと、前に灯した事があるからだろう。
そして次々と純度の高い澄んだ炎が灯される。
やはり素質はあるな。
「ねえ、僕は覚悟とか思いつかないんだけど」
「まあ覚悟といってもこの場合、強い感情の事を示してるからな。
恭弥は……例えば…『ムカつき』でやってみたらどうだ?」
「…………できた」
そんな感じで進み、ランボが最後についに７色全部の炎が揺らめく。
熱くもなく澄みきった炎に驚いているらしい。
守護者はそれぞれ、獄寺隼人が"嵐"、山本武が"雨"、笹川了平が"晴"、雲雀恭弥が"雲"、
ランボが"雷"、六道骸とクローム髑髏はそれぞれ"霧"、であった。
７属性全ての純度が高い炎を一度に見れる機会はそうない。
歴代のボンゴレ守護者やヴァリアー幹部ぐらいのものだろう。
「これが、お前達に教える力だ。”死ぬ気の炎”といえば分かるだろう?」
「ちょ、ちょっと待ってください！死ぬ気の炎っていやぁ10代目のような
ボンゴレの血筋にしか出来ない筈でしょう!?」
「強い感情を持った人間なら誰しも使えるぜ。
ボンゴレの血筋は『媒体を持たずして炎を用いる』場合だ」
「媒、体…？」
「お前達なら、そのボンゴレリング。
ボンゴレの血筋の者は何故か炎に耐性があり、XANXUSのように直接手に灯せる奴もいる。
リングに炎を灯すには、対象者に流れる『波動』とリングそのものの『属性』が一致し、
尚且つ強い感情を発する必要がある」
「複雑なもの、なんスね」
「じゃあさ、属性って一体なんなのな?」
「属性はな――」
このように属性や波動、炎の使い方などをまだまだ学生である守護者達に教えていく。
5歳のランボや直球型の笹川了平は、例えを出せばすんなり飲み込めた。
スクの時と似たようなものだ。
嵐の獄寺隼人は完全理論型のようで、図式を描けば(やけにキラキラと見つめられたが)納得した。
ツナや山本武、恭弥や骸達も理解はできたようだな。
さて、次にいくか。
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misyou.go2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！常識がちょっとずれた夢主なんでそう言ってもらえてうれしいです！これからも頑張りますので("´∀｀)b (2017年3月31日 20時) (
レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - おぅ……夢主らしいツッコミだな……。ハラハラドキドキで読んでます。これからも楽しみにしてます！ (2017年3月31日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go2(プロフ) - 桜さん» な、なんと貴方からの応援…！ これは本当頑張らねばなりませぬな！！ (2017年2月14日 18時) (レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - いよいよ原作未来編ですね！ ものすごく楽しみです！ 今からすでにワクワク状態ですｗ これからも更新応援してます。 (2017年2月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go2(プロフ) - 出席番号・32番さん» おお！ありがとうございます！ (2017年1月8日 9時) (レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：misyou.go2 | 作成日時：2016年9月15日 14時
