１６４話 ページ19
――翌日。
ボンゴレが保有するホテルで寝泊りした俺達は、ヴァリアー本部に向かう。
途中、何処からか嗅ぎ付けたカス共が尾行してきたが、
密かに幻覚や嵐炎を仕掛け、見事に引っかかったそいつらを足止めした。
後で始末しに行かねば。
ただただ殺すだけでは生温い、もっと苦しませないと。
俺の僅かな行動の意味に気づいたのは、リボーンやビアンキなどの現役暗殺者と骸。
恭弥は俺の動きには気づいたが"何の為に動いたか"までは把握できてなかったようだ。
「我の友人に手を出そうとした、それだけで極刑に値する」
「……紫苑さん何か言いました？」
「む？ 何もなかったが」
流石獄寺、常人より優れた聴覚で気づいたか。
なるべく小さく声音を抑えたつもりだったがな。
俺はそれを誤魔化し何もなかったようにとぼけた。
獄寺は己の気のせいだったか、とそれ以上は追及しなかった。
ヴァリアー本部は森の更に奥深く、自動車も通れぬ狭き道が幾重にも分かれた迷宮。
あるルートを通らなければ、膨大な毒物・電撃網などのトラップの餌食となる。
その全てが"捕らえる"為の罠だ。
後は振動感知式センサーが場所を知らせ、下っ端が捕虜とする。
そして侵入者は元締めの名を吐かされ、最悪死かベルの玩具となるのだ。
そんなドロドロとした闇を知るには彼らはまだ優しすぎる。
骸は知っていそうだが、寧ろもっとやれと言われそうだ。
まあ、そんなこんなで物々しい雰囲気のヴァリアー邸に到着した。
鉄製のこれまた物々しく存在する門の前に来ると、門番がゆっくりと開ける。
すれ違う最中、奴らから俺に対する侮辱が聞こえた。
俺はあまり連中から良く思われていない。
ぽっと出のガキがいきなり特別顧問という座についたから、らしい。
ヴァリアーは実力主義。
俺がそれに見合う実力を持っている、と気づかんのだろうか。
見た目に惑わされる奴らは、だからこそ下っ端止まりなのだ。
慕ってくれる者も、いるにはいるがな。
俺はエントランスへ進む。
そこはだだっ広くここから2階・3階へと複雑な階段などを至り、
ようやく幹部専用の談話室に繋がるのだ。
俺はそこを説明しながら談話室に向かう。
談話室の扉を開けると、そこには幹部達が勢ぞろいしていた。
気晴らしに何かされたのであろうスクが血を滴らせたまま言う。
「よ゛ぉ！生きて来られたみてーだなぁ！
ボスならこの奥だぁ、さっさと行きやがれ！」
「なあ、待てよ」
直後に彼が、ツナを呼び止めた。
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misyou.go2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！常識がちょっとずれた夢主なんでそう言ってもらえてうれしいです！これからも頑張りますので("´∀｀)b (2017年3月31日 20時) (
レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - おぅ……夢主らしいツッコミだな……。ハラハラドキドキで読んでます。これからも楽しみにしてます！ (2017年3月31日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go2(プロフ) - 桜さん» な、なんと貴方からの応援…！ これは本当頑張らねばなりませぬな！！ (2017年2月14日 18時) (レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - いよいよ原作未来編ですね！ ものすごく楽しみです！ 今からすでにワクワク状態ですｗ これからも更新応援してます。 (2017年2月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go2(プロフ) - 出席番号・32番さん» おお！ありがとうございます！ (2017年1月8日 9時) (レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：misyou.go2 | 作成日時：2016年9月15日 14時
