ずるいよ ページ30
Asaid
と「身体、大丈夫?笑」
『大丈夫じゃ、ない…』
ベッドの中で、私の頭を撫でながら嬉しそうに笑ってるとしみつくん。
それに対して、全身のだるい痛みでちょっとだけムッとしている私。
と「ごめんごめん。
昨日俺、相当溜まってたんだわ笑」
『それ言われたら言い返せない…』
と「俺を我慢させた代償だと思いなさい笑」
『これで、おあいこって事にしてください…』
と「うん笑」
酔って記憶飛ばした代償は大きかった…
と「でもこれからは記憶飛ばすまで飲むのやめてよ?」
『それは本当にごめんなさい。』
と「Aの横にいた男、まあまあ最悪なやつだったからな?」
『あー、うん。
私も苦手笑』
と「なんでそんな男の隣で寝てんだよ…」
『それは…気づいたらそうなってて…』
大きなため息とともに痛いくらいに抱きしめられた。
と「めちゃくちゃ心配したし、実際危なかったし、もっと危機感持ってもらわないと困る。」
『うん、反省してる。
私が逆の立場だったらすごくやだもん…』
と「俺が知らん女の横で酔って寝てたら?笑」
『やだ。
すっごくやだ。』
と「酔った勢いでどうなっちゃうか分かんないもんな〜笑」
『ねぇ、やだってば!』
もしもの話なのに、想像したら泣きそうになる。
としみつくんも同じ気持ちになったんだって思うと、すごく悲しくて、申し訳なくて、本当に涙が出てきた。
と「ちょ、Aごめん!
からかいすぎた。」
『ぐすっ…ちがくて…泣』
と「ごめんって〜。
泣かないで、ね?」
『ごめん、なさいっ…泣
想像したらすごくかなしくなって…としみつくんも同じ気持ちにだったんだって…泣』
と「そうだね笑
俺も悲しかったから、お互い悲しませることしないようにしような?」
『うんっ泣』
と「ふはっ、泣きすぎだって笑」
『としみつくんだけがだいすきっ…』
と「それ昨日も散々聞いた笑」
『ええ!?』
と「酔ってずっと言ってたよ笑」
『うそぉ…』
ほんと恥ずかしすぎる…
と「無意識でも言ってくれたのは嬉しかった笑」
『そんなので喜ばないでよ…』
と「…俺もAだけが好きだよ。」
急に真剣な顔でかっこいいこと言ってくる。
ずるいよ…
赤くなった顔を隠すように布団を被った。
お昼ごはん作ってくれるそうですよ!→←俺はちゃーんと覚えてるから
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作者名:mimi | 作成日時:2021年8月28日 23時