不機嫌な彼を攻略するには２ (ページ29)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:33,525 hit

俺はちゃーんと覚えてるからページ29

Asaid

聞き慣れたキーボード叩くカタカタって音で目が覚めた。

すぐそばのテーブルの上でPCと睨めっこしてるとしみつくんの姿。

私はというと、さっきまでの頭痛はすっかり治って、たくさん寝たせいか、なんだか元気。

と「あ、Aおはよう。」

『おはよう。
いっぱい寝ちゃった。』

と「たまにはいいじゃん？
それより体調は？」

『うん、すっかり元気になった笑』

と「そっか、それはなにより。」

PCを閉じてこっちに近づいてきて、ベッドに座った。

と「うん、顔色も良くなってる。」

頬を指ですーっと撫でられて、くすぐったい。

起きてベッドに座ってた私を抱きしめて、何故かまた寝かせる。

天井を背景に、としみつくんに見下ろされてる。

『あの、私もう元気になっ……んっ…！』

話してる途中で唇を塞がれた。

『なに……んんっ…はぁ、とし、みつくんっ……！』

私の話を遮るように、どんどん深くなっていく。

さっきまで冴えてた頭がぼーっとしてくる。

と「昨日の続き、しよっか。」

『え？』

と「ほら、Aの誘惑に必死に耐えたって言ったやん？
もう酔ってないし、何も我慢せずに手出せる。」

『私、昨日のことはあんまり覚えてない……んっ…ぁ……』

と「俺はちゃーんと覚えてるから。」

ニコッと笑ったとしみつくんだけど、なんかいつもと全然違くて、私には最後まで喋らせてくれないし、息できないようなキス…

Tシャツを捲られて、私の胸を覆っていたものを簡単に外された。

と「やっぱ柔らけぇ。」

『ゃ…恥ずかしいっ…』

と「昨日、これ俺に押し付けてきたくせに。
俺がどんだけ我慢したと思ってんの。」

『押し、付けたって……！』

と「今日はその分飽きるまで可愛がってあげるから。」

今日はもう、大人しくしてるしかないみたいです…