水溜りボンドは男女トリオでした Part2 (ページ23)

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寝不足の理由① ページ23

YouTubeの撮影のために地方に来てて、今日はホテル泊。

撮影終わって、珍しく3人で夜外食して、部屋帰ってきてから編集してたらもう夜中の3時だった。

カ「そろそろ寝ないと…」

寝る準備をしてベッドに入る。

明日のスケジュールを頭の中で確認する。

やりたい事がたくさんあって、明日も忙しくなりそう。

ぐるぐる考え事をしてると、寝ようとしてたのに頭が冴えてきてしまった。

よくある、こういうこと笑

ピンポーン…

部屋のベルが鳴った。

こんな時間に…誰だ？

夜中だし、一瞬出るか迷ったけど、スタッフさんとか急ぎの仕事関係の連絡だったら、と思ってドアを開けた。

『……かんた、くん…』

カ「A…？
どうしたの？」

ドアを開けるとそこには枕を抱えたA。

『あの…お部屋、入ってもいい？』

カ「へ？
あ、もちろんいいけど。」

『ありがと。』

見るからに元気がない。

これはなんかあったな。

とりあえずAを部屋の中に入れてベッドに座らせる。

『夜中にごめんなさい。
起こしちゃった…？』

カ「んーん、なんか頭冴えちゃって、起きてた。
それよりどうしたの？」

Aは少し黙ってから、俺の背中に腕を回して抱きついてきた。

え？

あの…なんだこのシチュエーションは？

夜中に枕持って部屋に来て、ベッドの上で抱きつかれてる…？

もともと頭が冴えて寝れなかったのに、さらにフル稼働し始めて、心臓までうるさくなってきた。

カ「A…？」

『こわい、ゆめみた…』

カ「へ…？」

『かんたくん…どこにもいかないで…』