幸せのおすそ分け１５【あんスタ】

707話 ページ7

✩


｢テレビだー！！｣

｢田舎者か。やめんかい恥ずかしい｣


ぱぱっと飛ばして、今日はライブ当日

今からすっごく楽しみ〜♪

夜だかられいちゃんも元気そう！

今は頭を抱えてるけど


｢良いじゃん向こうは気づいてないんだし！｣

｢Aちゃんらしくて俺は良いと思うよ…♪｣

｢薫くん、Aを甘やかすでない｣

｢そう言う朔間先輩が一番甘やかしてないか？｣

｢そうだぞ吸血鬼ヤロ〜。さっきからそいつのことおんぶしてよう｣


言ってなかったけど私は今おんぶされてる

元気が有り余ってるから、せっかくだしおんぶしてあげる〜って言われた


｢昔を思い出して懐かしもうと思ってのう…♪｣

｢私れいちゃんにおんぶされた記憶ないんだけど｣

｢言われてんぞ吸血鬼ヤロ〜｣


そうこうしてると、向こうで既に到着していたマネージャーさんと目が合った


｢マネージャーさん！こんばんは！｣

｢こんばんは！あはは、元気ですね…♪｣

｢マネージャーにきちんと敬意を払うんじゃぞ｣

｢分かってるってば！｣

｢いやいや。僕はAさんに敬意を払ってもらうほどの者じゃありませんよ｣


なんか、本当に謙虚になったなぁ…

大人って感じがして、私は心から尊敬できた


｢いい子ぶりやがってよう。つまんねぇ人生だな｣

｢あ？ガキが舐めてると潰すぞ｣

｢…｣


多分、心は変わってないんだろうな…

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