706話 ページ6
✩
｢ふぁ、あふ…｣
荷物を少しでも減らしたいから、私は一度教室に戻って教科書を置いて行くことにした
その途中、どこからか声が聞こえてきた
｢深海くんに伝えておくべきかと思ってのう｣
｢ふふ…♪ぼくが『はんたい』したら、いまからでもやめるつもりだったんですか〜？｣
｢…そのつもりだったのかもしれぬ｣
｢れいはやさしいですね…♪｣
なんか、しんみりしてる
聞いたらダメなやつだったのかな
盗み聞きはよくないし、私がそのまま立ち去ろうとした時だった
｢せっかくですから、『ひつじさん』もいっしょにおはなししませんか？｣
｢え！？わ、私もですか？お邪魔だったんじゃ…｣
｢おじゃまなんかじゃありませんよ〜♪『ひつじさん』のそばはあったかくて、おちつきますから…♪｣
｢深海くんもこう言っておる。早く寄らんか｣
｢し、失礼します…｣
なんだ、二人とも気づいてたんだ…
まぁれいちゃんに関しては超地獄耳だし、深海さんはさっき目の前通ってたから納得できる
｢あしたのらいぶ、がんばってきてください…♪｣
｢はい！頑張ります…♪｣
｢最近はあちこちで依頼を受けておるようじゃから、心配しておったが…彼がいるなら心配なかろう｣
｢彼？マネージャーさんのこと？｣
どうしてあの人が出てくるんだろう？
｢どんな過去があったのかは知らんが、随分と彼はAに忠実じゃのう｣
｢ふふん、そうでしょ〜！｣
｢…Aだから分かっておると思っておったが、彼が仕事を選択してくれていることは知っておるか？｣
｢もちろん！｣
あの人がヌード系のお仕事を断ってくれてるのも、私はちゃんと知ってるよ
だから本当に頼りにしてる…♪
｢私にできることは、その仕事を全力で成功させることだけっていうのもね｣
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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです！かなり長編ですが、最後までお付き合いください！！ (2021年12月27日 19時) (
レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない！！ (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです！！これからも応援してます！ (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月24日 7時
