幸せのおすそ分け１０【あんスタ】 (ページ3)

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453話ページ3

✩

｢もし証明できなかったら、おまえは金輪際リッツと関わるな｣だって～…

はは…笑えない…

｢でもそうだよね…私はりっちゃんに既にあかんことしてるし～…｣

｢悪いことなんてひとつもしてないよ。はぁ、今だってろくに顔も出さないくせに、過保護なんだから…｣

｢…怒ってた｣

月永さん、私に怒ってた

大切な仲間がネットで炎上しかけて、心配したんだろうな

Knightsの親玉らしいし

本来はあの人に認めてもらえないと、Knightsの皆と関わることすら許されなかったのかもしれないのに

｢一ヶ月以内に単独ライブをしないと…って、気が短すぎるよぉ…｣

｢…やっぱり俺も手伝うよ。素人なのにレッスンは一人でしろなんて無茶すぎる｣

｢ううん。気持ちは嬉しいけど、一人でやってみる｣

これはあの人から向けられた挑戦状…って解釈していいんだよね

認めてもらいたいから

覚悟を決めないと

｢応援してるからね、A｣

｢うん！ありがとう、りっちゃん…♪｣

｢…寂しくなったらいつでも言ってね。これぐらいしかできる事なくてごめん｣

｢ふふっ…十分すぎるよ｣

りっちゃんは暖かいし大きいし、すっごく安心する

さっきまで怯えてたのが嘘なんじゃないかって思うぐらい、今は心が落ち着いてる

りっちゃんと離れたくない

…よし！

｢りっちゃん！私、紅月のライブも単独ライブも絶対に大成功させてみせる！｣

｢うん。Aならできるよ…♪｣

｢えへへ、頑張る！｣

見てろよ月永レオさん！！！