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夢ノ咲学院に ページ40

衣更side

「女の子の寝込みを襲ったのォ!?」

「可愛すぎて、つい…」

「つい…じゃないわよ!!何やってるのもう…嫌われて当然よ〜?」


そうだよなぁ…

はあああぁ、Aに嫌われた…もう生きていけない…

俺が絶望してると、奢ってやったパフェをうまそうに食いながら鳴上は変なことを言い出した


「なら、さぞかし痛かったんじゃない?」

「痛い?なんでだ?」

「あら、何もされなかったの?」


んん?

どういうことだ?


「この前スバルちゃんが背後から抱きつこうとしたら、背負い投げされてたことがあったのよォ」←

「あいつなにやってんだ…」

「でも、真緒ちゃんが何もされなかったって事は嫌れてないってことじゃない?」

「はっ!確かに!」


てことは、本当に俺以外の人には警戒してたのか

割と普通に疑問だけど、俺ってそんなにAに懐かれるようなことしたか?

嬉しいからむしろ良いんだけど

俺の考えてる事が分かったのか、何も言ってないのに鳴上はその問いに答えてくれた


「真緒ちゃんは気づいてないかもしれないけど。Aちゃんの周りって、みんな真緒ちゃんがいてくれたからこそなのよ?」

「俺が??」

「…って、Aちゃんが嬉しそうにクレープを食べながら話してたわァ」

「食ったのか。いいなぁ」

「ふふっ、真緒ちゃんが喜びそうな事を特別に教えてあげる…♪」


俺が喜びそうな事なんてA関連以外にないよな

あいつが何か言ってたとか?


「真緒ちゃんと食べたクレープ、おいしかったなぁ…って、しょんぼりしてたわよ」

「あああぁっ!!!!想像しただけでもう可愛すぎるのが目に見える…!!!」←

「重症ね…」


鳴上からその言葉を聞いて、俺は明日Aに声をかける勇気をもらった


「やっぱり、頑張る男の子は世界の宝よねェ…♪」

矛盾すぎます→←働いてもらうそうです



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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年1月27日 17時

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