燐音くんのお嫁さん【あんスタ】 (ページ26)

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二十六話ページ26

＿.

｢だ、大丈夫かな…とりあえず風邪でも食べれそうなものを…｣

｢僕も手伝うっすよ！｣

｢ありがとう！凄い助かるよ！｣

凛月くんが風邪をひいちゃったみたいで、不安そうにAさんは僕と一緒にご飯を作ってくれたっす

この人、時間がある時はいつも料理の手伝いをしてくれるっすよね〜？

｢燐音くんのお嫁さんにするには勿体ない人っすよ｣

｢ま、まぁそれは置いといて！薬草とか入れなくて良いの？｣

｢んん？薬草？｣

｢でも、どこに生えてるのか分からないし…｣

この人はいつの時代の人なんすか…

｢へぇ〜！初めて見た！！｣

｢ふふん、こうすると美味しくなるんすよ♪味見するっすか？｣

｢美味しい！あの子達のお母さんにも、食べさせたかったな…｣

そう言って俯くAさんは、少し悲しそうだったっす

Aさんが本当に優しい人なんだっていうのは、段々分かってきたっすよ

｢とりあえず今は、冷めないうちに凛月くんに持って行くっすよ♪｣

｢そ、そうだね！｣

｢あれ？お二人とも、何かあったんですか？｣

｢ええっと、実は凛月くんが風邪ひいて…｣

元々あの子はAさん寄りで、ちょっとグレーな部分があったのに

それでも、Aさんの反応で皆は分かってるみたいっすね

｢(燐音くんが惚れるのも分かるっすよ…♪)｣

｢くしゅんっ！な、なんか寒気が…？｣

｢Aさん、凛月お兄ちゃんとくっついてたし移ったんじゃないですか？｣

｢そんなすぐに！？｣