レポート46・お姫さま ページ46
衣更side
「あはは…それで、綺麗に入れ違いになったのか」
「はっ…はぁ…り、凛月くん、もういないんですか!?」
「ほんと、仕方ないなぁ♪」
俺は電話をかけた
すると案の定、すぐに出てくれた
「うん。こっちにいるぞ。…あぁ、分かった」
「…?」
「この道を、まっすぐ戻れば凛月に会えるってさ」
「?い、今…誰と電話して…」
「良いから良いから。細かいことは気にすんな…♪」
それが主人公だろ?
…いや
Aちゃんは、お姫さまか
「あ、あの!」
「…?」
「ありがとうございます!ま〜くんさん!…ですよね?」
「ぷっ、あはは!何だそれ♪」
そっか
Aちゃんはまだ、俺の名前知らなかったんだよな
「俺は衣更真緒。Aちゃんと同じで、凛月の幼馴染みだ」
「え?どうして、凛月くんと私のこと…」
「そ、それはあの…聞いたんだよ!」
「?そうなんですね!」
「良いから凛月のとこ行ってこい。あいつも、今こっちに向かって来てるみたいだし」
もし、これが何かの小説だったら
誰がなんと言おうと
それこそ、王子さまはあいつしかいないだろ
「A!」
「り、凛月くん!…わっ!?」
凛月はすぐにAちゃんを抱きしめた
「ごめん。本当に反省してる…俺、どうかしてた」
「ううん、こっちこそごめんね。ヤキモチ妬かせちゃって」
「え?…誰かから聞いた?」
「道でぶつかった優しいお兄さんたちに!」
「あはは、誰それ…♪」
二人とも、それはもう幸せそうに笑いあっていた
誰がどう見ても、恋人にしか見えないっつうの♪
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年3月8日 8時