レポート3・金をせびってきた ページ3
衣更side
｢凛月ちゃんに彼女？｣
｢ああ。なんか心当たりのある言動とかしてなかったか？｣
｢確かに最近、早く帰ることが増えたわね…｣
どこに行くのか聞くと、決まってはぐらかされるんだとか
これは有力情報だぞ…！
｢ありがとう鳴上！よし、さっそく明日凛月を＿＿｣
｢明日はKnightsの円卓会議があるから、明後日になるわね♪｣
｢そっか！ありがとな、鳴上！｣
｢良いのよ。それより…｣
んん？
鳴上が急にくねくねしだした
ど、どうした？
｢そんな面白そうなことをしてて、どうしてアタシ達を呼ばないのよ！ねェ、晃牙ちゃん？｣
｢なんで俺様に振るんだよ｣
｢良いじゃない♪晃牙ちゃんも最近気にしてたわよね？｣
｢え？そうなのか？｣
｢ちょっとだけだっつうの！最近、女の匂いがぷんぷんするからよう。別に彼女がいようがいまいがどっちでも…｣
俺は大神の机に身を乗り出した
びくっとされたけど
｢やっぱりいるのか！！｣
｢うおっ！？どんだけ気になるんだよてめぇは！｣
｢これを見てくれ！｣
｢あぁ？明日の朝3万円貸してくれって…｣
あいつが俺に金をせびってくることはあっても、ジュースとかその程度だった
なのに…
急に凛月が優しくなった途端、こんな金額を貸してくれだなんてどう考えてもおかしい
｢ライブ費用とかじゃねぇの？｣
｢大神はあのKnightsが金に困ってると思うか？｣
｢…じゃあ何なんだよ｣
｢彼女に貢ぐために決まってるだろ！！｣
｢決まってはいねぇだろ！｣
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りっちゃん
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2022年3月8日 8時
