EunHyuk's Valentine/3 ページ16
彼女との関係が 何も進展しないまま
ミュージカルの 幕は上がった。
毎日バタバタ 忙しくって
彼女との距離が 縮まるどころか
遠くなった気さえしてた
そんな ある日。
姉ちゃんが 公演を見にきてくれた。
幕が下りた後の楽屋にも 顔を出してくれて
差し入れ兼用ね、って
なんだか 高そうなチョコをくれて・・
あー、もうすぐ、バレンタインか。
言葉を交わして 軽いハグをして
関係者出入り口から 姉ちゃんを見送る。
今日はこの後、バラエティーの収録だから
楽屋に戻って 舞台メークを落として・・
なーんて 考えながら、振り返った先には
衣装をいっぱい抱えた ユジンが佇んでた。
今、俺 一人。
彼女も、一人。
チャンス！！
そう思って 近づこうとしたら
急に 踵を返した彼女。
え？！
走り出すかのような 勢いに
思わず俺も 駆け出して
前に回り込んで やっと 声を掛けた。
EH「お疲れさま！貸しなよ、持ってあげる」
ユジン「いえ、大丈夫です。お疲れさまでした」
EH「え、え、ちょっと！？」
スタスタ歩く 彼女は
俺の楽屋のある階とは 違う方へ。
時間、まだ、平気だったよな？
ちょっとくらいなら、いっかな？
EH「ちょっと、待ってって」
ユジン「さっき、マネージャーさんが
ウニョクさんの事 探されてました。早く戻られた方が」
EH「え。マジ？」
ユジン「衣装部屋のところに 探しに来られてました」
EH「あー、でも、」
ユジン「見かけたら 戻るように声かけて、って
他のスタッフに 声かけしてらっしゃいました」
EH「あぁ・・・じゃぁ、もど、り、ます」
ユジン「はい、お疲れさまです」
ファーストコンタクト・・
最悪。
あれ？
でも それなら どうして
初めから 声かけてくんなかったんだろう？
EunHyuk's Valentine/4→←EunHyuk's Valentine/2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 226人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miki(プロフ) - 空さん» 兄さんぺんさま、なのですか？なんでもすき、って盲目！こちらこそおそまつさまでした〜また遊びにいらしてくださいね♪ (2015年3月1日 14時) (
レス) id: a326124368 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 兄さんなら、なんでも大好きです*><* 兄さんってだけで･･･!ごちそうさまでした (2015年2月26日 17時) (レス) id: 439c834867 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miki
| 作者ホームページ：https://twitter.com/0203miki0228
作成日時：2015年2月13日 8時
